購入年月日:2015年8月5日
購入場所:ヤフオクストア ミヤコシンエイ
購入価格:1,000円(税込)送料別途
購入状態:着物、状態は良
素材:絹
今日は、大島紬か村山大島紬かわからない生地をご紹介いたします。個人的には村山大島ではないかと思いますが、オークションでは、本場泥大島として出品されていました。
輪郭がぼやっとしているところなど、村山大島の特徴はでていると思います。これは、村山大島紬の製法に由来しているものと思われます。
「きものお気楽ざんまい」さんのホームページには、村山大島紬について、次のようにまとめられています。糸の違いもあるようですが、一番の違いは板締染色に特徴があるようです。以下要約して、抜粋しますと・・・
『村山大島紬では「板締染色」の技法が使われています。以前見学したこともありますが、板締め染色とは、図案をもとに溝を彫って作った絣板を使って糸を染める技法です。絣板の間に糸を挟み、ボルトで締めてから染料を注ぐと、溝を彫った部分に染料が入って染まり、彫り残した山の部分は染まらないで残ります。
染色に使う絣板は絣の柄ごとに必要で、ひとつの柄に経緯合わせて150枚ほどの絣板を使い、柄が大きくなると使用する枚数も多くなります。こうして作られる村山大島紬は、微妙なずれのある素朴な民芸調の絣模様と絹の光沢、そして軽くて着心地の良い風合いが魅力です。(一部省略)』
今まで、ストアオークションで購入(落札)することが多かったのですが、このようなプロのオークションショップでさえも、判断にまようケースがあるのではないかと思います。
私の様に材料で使うのが主な目的の物にとっては、それほど大きな違いではないと思いますが、着物としてコレクションしている方にとっては気になるところではないかと思います。
紺系統の大島紬や村山大島紬は結構持っていると思いますので、これからも違いを見比べながら眺めてみたいと思います。