ひさしぶりに東京の自宅でテレビを見ながらまったりしていると、突然ある考えが浮かんだ。山崎や白州のノンエイジは、それぞれシングルモルトとしては優秀でとても美味しいけど、ブレンドしたらどんな味わいかな?
単純で素朴な考えだ。早速、山崎3に対して白州1の割合でブレンドしてみる。白州自体は、やや薄目の黄金色のウィスキー(下の写真参照)なので、3対1の山崎主体ブレンドだと、色合いは山崎に引っ張られて、きれいな琥珀色になる。
マレッジ期間を置いて、家庭用の熟成樽にでも入れて保管すればさらに違う結果になったかもしれないが、これはこれで意外と面白い結果になった。白州だけだと、スコッチのグレンリベット12年を飲むようなイメージだが、山崎ノンエイジ単体だとクレンファークラス10年にバルヴェニー12年とスプリングバンク10年を足して2で割ったものを加えて飲むようなイメージだと思っている。
実際飲んでみると、とてもリッチな味わいに驚かせれた。割合をこの後も少しずつ変えて試してみたが、最初の、山崎ノンエイジ3に白州ノンエイジ1の割合が一番しっくり来る。白州の爽やかな青りんごのような風味は、山崎のオイリーで白檀のような香りを少し抑え、新たなフレッシュでまろやかな山崎を作り出してくれる。とても豪華な味わいになる。病みつきになりそうである!
なんでこんなことをしたかというと、ある本を読んでいたら、グレンフィデックの蒸留所の関係者が、グレンフィデックとバルヴェニーをブレンドして飲んでいるくだりがあり、自分でもやって見たくなったからだ。このような経験は、当たり前のことだが実際にやってみないとわからない。ひょんな思いつきだったが、面白い経験ができたのでは ないだろうか。
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