ウィスキー(301)グレン・スタッグ 5年 特級表示

今日は、昔セットで買ったグレン・スタッグの5年ものです。購入時期や価格は不明です。

DSC_8967

土屋守氏の「ブレンデッドスコッチ大全」によると、グレン・スタッグとは、「牡鹿のいる谷」という意味ですが、スタッグ自体には「社交場に女性を伴わない男」という意味もあるそうです。

5年物以外に、15年や21年もあるそうですが、この5年ものを含めて私は過去飲んだことは一切ありませんでした。キーモルト等も不明で謎の多いウィスキーだと思います。

DSC_8968

ただし、裏ラベルを見るといろいろな情報が記されています。まず、モルトウィスキーとグレーンウィスキーの配分ですが、モルト35%に対してグレーン65%となっています。なお、モルトの内訳も細かく書かれていて、ハイランドモルト15%、アイランドモルト13%、ローランドモルト7%となっています。

DSC_8969

グレーンウィスキーの比率が65%と多く感じますが、この時代のブレンデッドでは標準的な配分のような気がします。きちんと明示されているだけ良心的ではないでしょうか?

香りは最初アルコール感が少しありますが、すぐに麦の澄んだ香りに変わります。お味の方は、グレーンの個性よりも、意外とモルトの風味が全面に出ているような気がします。コクがあり、辛口でしっかりした味わいです。

特級時代のブレンデッドは、結構このようなしっかりした味わいのものが多いと思います。食事と一緒に飲むと合うと思いますし、ハイボールや水割りでも美味しくいただけます。

オークションではあまり見かけませんが、それほど高値が付くウィスキーではないので、安ければ普段飲みの一本として持っていても良いと思います。

次のブログランキングに参加しています。クリックいただけると励みになります。