今日は、ジョニ黒12年80年代のボトルになります。コクのある味わいは70年代に一歩譲りますが、味わいの安定感はピカイチだと思っています。ハズレが比較的少ないのです。
このボトルは、特に状態が良く、箱だけでなく付属の冊子も付いています。資料的な価値も高いので全頁写真に収めました。
開封すると澄んだ麦の香り。ヒネた匂いなどは全くしません。
昨日開けた70年代のジョニ黒も引っ張り出してきて比較してみました。70年代のジョニ黒は、一晩たってヒネ感は治まって来ました。コクのある深い味わいが引き立ちます。焦げたピーナッツのようなモルティな辛口の味わい。グレーンウィスキーの旨さも、モルト原酒を引き立てているように思えます。バランスのとれたうまさがあらためて感じられます。
今回の80年代のボトルは、以前も申し上げたかもしれませんが、70年代のものよりもさらにバランスよく感じます。最初から甘くなく、麦の澄んだ香りが心地よいです。余韻で少しずつ甘さを感じるようになりますが、甘ったるい感じはしません。
80年代のボトルはコスパが良いかもしれません。いずれにしても、このように状態の良いボトルに当たればとてもハッピーな経験ができます。当たりハズレはありますが、数千円で済む買い物です。バーでワンショット3,000円のウィスキーを飲んだつもりで、一度落札されてはいかがでしょうか?当たりを引くと病みつきになるので、注意が必要です。(笑)
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