今日は、豊田市のバーロンケーナさんでいただいた山崎のリミテッドエディションの透明なボトル2本です。最初は、2016年発売の物です。
シェリーやポートなどのヨーロッパのオーク樽で20年以上熟成させた山崎のモルトに、アメリカンオークの若い原酒をブレンドしたのがリミッテッドエディション2016です。オークション相場では数万円を超える過熱ぶりです。確かに味わいは複雑で、山崎12年の旧ボトルを彷彿させるものがありますが、どこまで20年以上の原酒なのか、判りずらい味わいでもあります。
色合いは綺麗な琥珀色です。香りも山崎12年に似てます。コクああるモルティなあじわいと自己主張する味わいのバランスがとれていると思います。このリミテッドエディションは、2014年から4年間に夏になると贈答用として発売され、2017年には山崎の原酒不足の影響を受けて終売になっています。
次に、飲んだのが2017です。味わいは、2016年の方が美味しく感じます。少し若い原酒の個性の方が前面にでているように感じるからかもしれません。
ロンケーナのマスターはさすがに価値を見抜いていて、あまりおススメはしないようです。このシリーズが出たこと自体、原酒不足の影響が大きいからで、古い酒を若い酒で馴染ませるという発想自体、苦し紛れな気もします。
リミテドエディションは、2014年発売の物が最も人気が高く、あとは2015年や2016年と続き、最終年の2017年が最も人気が低い。それでも現在でもプレミアムが付いていて、定価1万円の2倍以上の金額で取引されいるようです。
なお、このリミテッエディションは海外向けに18年(通常の山崎18年と同じ)と25年も発売されていた。日本では手に入らないうえ、定価も高かったため、オークションではかなりのプレミアムがついています。時たますごい値段で出ているのを見たことがあります。
いずれにしても山崎の18年はオフィシャルをまず、現行ボトルと旧ボトルの飲み比べをして楽しんでみたいです。それ以外の何数表示の高いものは、全く手が届かないのでターゲットラインからは外して考え、スコッチの安くて美味しいウィスキーに触手を伸ばすのが妥当な選択ではないかと考えます。
早く、このバブルが終わり、普通の価格で普通に楽しめるようになってほしいと思います。ウィスキーを投資対象にしてる方。できれば辞めてちょーだい。迷惑です。
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