紬とウィスキー

ウィスキーの感想と紬生地の愉しみ方などを掲載していきます!

ウィスキー(205)マッカラン10年旧ボトル50㎖

購入年月日:2019年12月15日頃
購入場所:ヤフオク
購入価格:6本セット5,000円(税込)
送料750円くらい 
商品状態:状態は優良
原料:モルト
度数、容量:40%、50㎖ 
輸入者:不明

今日は、マッカラン10年の旧ボトルです。これが飲みたくて、このプレミアムコレクションのセットを落札したようなものです。


最初に驚いたのは、ミニボトルにも関わらずコルク栓という事です。ロイヤルサルートのミニボトルでもコルク栓はあるのですが、シングルモルトでお目にかかったのは初めてです。

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開栓すると50㎝近く離れていても、甘い香りが漂ってきます。5分くらい放置すると甘い香りは少しずつ薄まっていきます。それでもグラスに顔を近づけると甘い香りが漂います。

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今のマッカランのボトルは、スレンダーなボディでも肩がいかつく、見た目重視の豪華さが感じられる反面、今ひとつ期待通りのふくよかな風味のマッカラン、という感じからはずいぶん遠ざかっているような気がします。グレンモーレンジを他の銘柄とちゃんぽんに飲んだ時のような、生臭さを感じるのです。

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深い深い琥珀色。ティーパックをティーカップに長い時間、入れて置き過ぎた紅茶の色合いを髣髴させます。コルクの状態も良く、期待度は高まります。過去、期待が裏切られるケースも多かったのですが、飲んだ瞬間、驚愕しました。とても美味しいのです。「シングルモルトのロールスロイス」という言葉が脳裏をかすめました。こんなにうまいウィスキーは飲んだことがありません。

とても10年もののウィスキーという感じがしません。たとえがブレンデッドで恐縮ですが、21年ものの80年代のロイヤルサルートを飲んだ時のような「甘み」と「まろやかさ」、余韻で鼻に抜ける香ばしいモルトの風味。すべてが最上級の仕上がりだと思います。

数々のマッカランの旧ボトルがなんですごい値段なのか、分かる様な気がします。少なくてもこの10年の旧ボトルが結構な値段でオークションで取引されているのか頷けます。

テイスティンググラスに注いだウィスキーは、時間の経過とともに深みのある香りと黒飴のようなまったりとした甘い味わいに変化して行きます。この味わいは、年代物のブランデー、特にカミュバカラの旧ボトルに迫る味わいだと思います。特筆すべきは、余韻の長さです。美味しい幸せの味わいがかなり長い時間続くのです。このようなことは、私にとって初めての経験です。寝かせたシェリー樽に秘密があると思いますが、ここまでバランスの取れた仕込みが出来るという事は、長年培ってきた独特の技術があるのだと思います。

この味に虜になる人は多いと思います。似たような味わいなら、先ほど述べたロイヤルサルート旧ボトルや状態の良いダンヒルなど、ブレンデッドでも近い風味のものはあります。高価なブランデーも同様でしょう。でも、あきらかにマッカランの場合は、純粋培養といったら語弊があるかもしれませんが、1変な雑味がない分、ピュアな香りと美味しさを感じる気がします。こんなお酒が好きになったら、お金がいくらあっても足りないかもしれません。