大島紬コレクションの第16弾です。いろいろ大島のコレクションを取り上げてきましたが、まだまだ引き出しの中にはたくさん大島紬の生地が眠っています。
この生地は、コレクション13で取り上げた大島紬に似ていますが、並べて比較すると微妙に模様が違っているのが判ります。よくよく見ないと判りづらいですが・・
(↑この生地は、コレクション13で取り上げたもの)
私は、この手の小さな模様の泥大島がとても好きで、積極的に集めようとしたのですが、同じようなことを考えている人は多いようで、なかなか思うように集めることは出来ませんでした。
模様が小さい生地は、小物を作るのに向いていると思います。意外とおしゃれな感じですし、着物の時よりも小物になった方が生地としての存在感は増すと思います。
このような細かな柄ですと、遠目に見たとき(結構近くに寄らないと)何の柄か分からないので、折角の細かな模様が引き立たない気がするのです。
いずれにしても、古い泥大島のこのような生地は、年々オークションでも見かけなくなってきました。
古い着物の場合、生地が弱くなっていたりして、再利用することが難しい面もあります。でも、めげずにこれからも頑張って、いろいろな種類の大島の生地を集めて行きたいです。