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とっても悲しい時に飲むウイスキー シーバスリーガル18年ミズナラ

家内の葬送も終わり、無事家に帰ってきました。なんか心にポッカリ穴が空いた感じです。

息子は今日から仕事にでると言っています。

昨日の日中は死んだように眠っていました。よほど疲れたのでしょう。

私も昨日は4時間ほど深く眠れましたので、体調もいい感じです。

あとは、いろいろな手続きや遺品の整理などを少しずつ、やっていこうと思います。

 

さてこのような時、私は飲みたいウイスキーがあります。シーバスリーガル18年のミズナラです。

オークションだと8000円~1万円前後。落札して、送料入れて1万円でお釣りがくると上出来です。アマゾンでも1万円ちょっとくらい・・・

キーモルトは、ストラスアイラ。スコットランドのスペイサイドにあるとても素敵な蒸留所です。

ストラスアイラは、シングルモルト単体ではそれほど多くリリースされていませんが、有名なブレンデッドウイスキーのシーバスリーガルやロイヤルサルート21年などのキーモルトして有名です。

正直、最近のストラスアイラはあっさりした素直な味わいでパンチがないというか・・・

ブレンデッドウイスキーのキーモルトとして使われた方が力を発揮するように思えます。

さて、このシーバスリーガル18年ミズナラ。もともとは、日本向けに開発されたシーバスリーガル12年ミズナラがその起源です。

その後、上位ボトルである18年にもミズナラが誕生して、今日に至る訳です。

スコッチウイスキーでは、このウイスキーがリリースされる前は、ミズナラはまず熟成用の樽として使われるケースはなかったと思います。

日本では、山崎などがミズナラ樽でブレイクし、イチローズモルトなどいくつかの銘柄で使われています。

スコッチでは他に、デュワーズ「ジャパニーズスムース」があり、近いうちに買って飲み比べてみようかとも思っています。

アイリッシュウイスキーでもミズナラ樽熟成のウイスキーが出ているとも聞いています。

 

改めて飲んでみると、このシーバスリーガル18年ミズナラ。ブレンドの妙が素晴らしいと思います。

飲みやすくシンフォニーを思わせる芳醇な味わいの厚み、伽羅や白檀を思わせる静謐な風味。日本人には受け入れられやすい気がします。

斎場から帰って来て、ポッカリ空いた心の穴を、この白檀の香りは優しく埋めてくれるように思えます。

最初はストレートで。次は5㎖~7㎖くらい(ちょっと)加水して、飲んでみてください。

優しい味わいがさらに加速して、ボロボロにすり減った精神に特効薬として働き、生きる勇気を与えてくれます。

 

結局のところ、良い酒や美味しい食べ物を食べ、親しい人と話をしながら癒されるしかない気がします。このブログに来られる方からの励ましも力になりました。

 

話はそれましたが、ウイスキーについて考えて見ると、同じような価格帯の銘酒にバランタイン17年があります。

とっても美味しいウイスキーですが、現行ボトルはストレートで飲むには少しアルコール感が強い気がします。

その点、シーバスリーガル18年ミズナラは、ストレートでも優しい味わいで楽しむことができます。

また、少しの加水で様々な味わいの変化を楽しむことができるのも、大切な人とのたくさんの思い出に花を添えてくれる気がしてなりません。

今の私の心境にはベストマッチです。

美味しいウイスキーを飲んだことがない、という理由でウイスキーを敬遠されている方がいるとしたら、それは残念であり、私としては少し寂しく感じます。

是非ともだまされたと思って、一度飲んでみて下さい。私は心に沁みる素敵なウイスキーだと思います。

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