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モルヒネ

日曜日の夜から月曜日の未明

奥さんがお腹の張りを訴えて苦しそうにしていました。声をかけても大丈夫と、在宅の先生に迷惑をかけないように、連絡はしないでほしいとのことでした。

そういわれると心配で眠れませんでしたが、奥さんの意向を尊重し、朝7時まで待って、在宅担当の先生に専用メール回線で連絡。10時過ぎに来てもらえることになりました。

現在、点滴はモルヒネの点滴と栄養補給の点滴の2つをしていますが、痛みがひどいときは奥さんが自分でスイッチを押して、モルヒネを体に取り込むようにしています。

今まではモルヒネのお世話になることはほとんどなかったのですが、いよいよS字結腸にがんが浸潤してきて、腹水がたまり、お腹の張りもかなり痛みをともなうようになっています。

話しかけられるのもつらいみたいで、私はなるべく2階の自分の部屋にいて、内線電話の呼び出しがあった場合は、奥さんが寝ている1階に下りるようにしています。

 

そういう訳で、月曜日は祝日でしたが、在宅対応していただいている先生に急遽お越しいただき、モルヒネの量などを調整いただきました。

院長先生が来て下さり、腹水や足のむくみなども診ていただきました。時間に関係なく、困ったときはメールではなく、すぐに電話して抱え込まないよう、おっしゃていただいたのはありがたかったです。

栄養補給の点滴は私が交換しますが、モルヒネの点滴は先生以外はいじれないようになっています。薬剤師の先生も調整はしてくれますが、量になどの処方につていは先生の判断が必要になります。素人には怖くていじれないですよね・・・

 

火曜日

痛みをこらえながらも通院中の病院に行き、担当の先生の最後の診察。私も先生の話を伺い、状況としてはすぐにでもホスピスに行ってもいい状況とのことでした。

先生からは家内の要望で、身辺の整理が付くまでは、在宅で頑張りたい、という意向があるので、それを実行するための話(対応策)を伺い、訪問看護や介護の頻度を上げたり、容態の急変に備えた心構えなども伺いました。

 

水曜日

この記事を書いている今も、奥さんが寝ている下の階で物音がしたので見に行くと、奥さんがトイレに起きていて、お腹の痛みを感じるとのこと。

6時を過ぎても痛みが治まらなければ、先生にメールを入れ今後の対応を相談するつもりです。私自身、ここまでくればできることを必死にするしかないと思います。

 

これから

奥さんのストレスがかからないように、先生や看護スタッフさんへの連絡はタイミングを考えながらも、できる限りタイムリーに行いたいと思います。

部屋の掃除や洗濯は奥さんのリクエストを反映するようにしていますが、なかなか満足するレベルに届かないので、怒られてばかりです。

まあ、怒る元気があるうちは、ありがたいと思って頑張るようにします。そろそろ子どもの冬物の衣服を出したり、季節の変わり目の対応も終りつつあります。年金の繰り上げ請求は断念しました。もう少し早く行うべきでしたね。

 

毎日の動きは、会社にいるときよりも、ばたばたして緊張したりするときも多いですね。私自身もストレスをため込まないように、ウイスキーのブログやそのためのオークションは、多少無駄遣いしても続けています。

奥さんもネットで欲しいものを買ってくれたりしているので、少しほっとしています。痛みが治まると見たいアニメのダビングについて、話があります。少しでも長く好きなアニメを見ていて欲しいですね。

 

眠れない日々も続きますので、その時間を生かして、アニメのブログもたまには記事を書きたいと思います。

何もしていないと、もっとこんなことをしていれば、奥さんが、がんにならなかったのではないか、他にもっといい治療方法があったのではないか、という負のスパイラル思考に陥りがちです。

でも、昨日担当の先生が涙ながらに、よく頑張ったね、これからも頑張って、と言ってくれたことがほんとうにうれしかったです。

以前、帰りの移動中にまで、奥さんに抗がん剤の結果の数値が良くなってきていることを、急ぎしらせてくれ、喜んでくれたことも、思い出しました。この先生が担当でほんとうによかった。

 

父も腸閉塞の入院から退院して、実家で元気に生活してくれています。認知症の母のフォローはしんどいみたいですが、私の家を気遣ってあまり電話などはしないようにしてくれています。

健全な精神を保つためには、家族の全員が自分の時間もしっかりとって、やりたいことをやるのも大切と思います。

この状況は自然なことだなだと思い、奥さんとも会話を楽しみながら、引き続き頑張っていきたいと思います。