バランタイン12年ロイヤルブルーの美味しい飲み方

【ロイヤルブルーとは】

今日は久しぶりにバランタイン12年ロイヤルブルーを2本ヤフオクで落札出来たので、ご紹介いたします。

このウイスキー、以前もご紹介いたしましたが、日本市場に向けた限定商品で、その当時のマスターブレンダーのロバート・ヒックス氏が、25年のキャリアを傾け、日本人の口に合うウイスキーをということで、開発された商品なのです。

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なんとく、そんな話を聞くだけで、ウキウキしてきますよね。

 

【ボトルのサイズについて】

ご覧いただいても見た目の大きさが違うのでお分かりになると思いますが、このウイスキーは、1リットルのものと、700㎖の二種類のサイズが存在します。

オークションでは、どちらのサイズも平均的に見れば3,000円前後で、落札(買う)事ができます。

箱付ものですと5,000円くらいする時がありますが、そのくらいまでは出してもいいのではないかと思います。

 

【このウイスキーの飲み方】

美味しい飲み方は、ズバリ言って、常温の軟水のミネラルウォーターとウイスキーを1対1で割って飲むことが一番のおススメです。

 

勿論、炭酸で割ってハイボールにしても、氷を入れた形でロックや水割りでも良いのですが。

正直、ストレートで一口、二口飲んだ後に、ウイスキーと同量の常温のミネラルウォーターを入れてゆっくりステアして飲む。

ストレートの時は多少アルコール感も強く感じますが、この飲み方だと複雑にブレンドされた原酒の旨味と、ほどよいスモーキーさが感じられて、とても美味しくいただけるのです。

夏場の暑い時期は、氷をたっぷり入れて水割りやハイボールも美味しいのですが、せっかく日本人向けに作っていただいたウイスキー。しっかり味わわっていただきたいと思います。

それには、軟水のミネラルウォーターを常温でウイスキーと同量入れてゆっくり飲んでみて下さい。

ストレートで飲んだ時と違い、様々な味わいが顔を出してくると思います。

 

【辛口のウイスキー】

日本酒やワイン、ブランデーもそうですが、一口に『辛口』と言われてもピンと来ないかもしれませんね。

麦由来のモルトウイスキーと、トウモロコシなどの穀物由来のグレーンウイスキーをブレンドしたのが、このロイヤルブルーのような、ブレンデッドウィスキーです。

ブレンデッドウィスキーですが、グレーンウイスキーが甘口なものが多いので、甘ったるいウイスキーも結構多いと思います。

あまり甘ったるくなく、スッキリ飲める多少乾いた感じがするウイスキーが、私は辛口のウイスキーだと思います。

日本酒やワイン、ブランデーでも、数多くお酒を飲み続けていると辛口のイメージは、体が覚えてきます。言葉で説明してもあまり意味はないかもしれませんね。

要は、飽きずにスッキリ飲めるウイスキーが、実は毎日美味しく飲めるウイスキーなのだと思います。

シングルモルトのシェリーカスク熟成や、ミズナラで熟成させた香木のような風味のウイスキーも、毎日飲めるかと言われると、『たまに飲むからおいしい』のだと私は思っています。

 

【うーんと薄く作って】

水割りで美味しいウイスキーは、シーバスリーガルなどが代表格だと思います。

水割にしたときも、ウイスキーの旨味が感じられて、ついつい飲み過ぎてしまいす。

シーバスリーガル。いろいろなバージョンがあり、価格もお手頃なのでおススメですが、このような良いウイスキーは何倍もの水で薄めても、ウイスキーの旨味をしっかり感じることが出来る点にあると思います。

このウイスキーも一番美味しい一杯目は1対1で割って飲んでいますが、2杯目以降は2~3倍の水で薄めて飲んでいます。

それでも、ウイスキーの旨味を感じることが出来ます。日本酒の熱燗みたいに飲み過ぎてしまうリスクはありますが、ゆっくり杯を重ねる楽しみを味わうことが出来るのも良い所ではなかと思います。

 

【オークションを楽しむ】

このウイスキーは、20年から30年近く前の商品ですから、ヤフオクなどのオークションなどでないと買うことができません。

たまに楽天などで売っていますが、結構高かったりしますので、是非ともオークションで落札してみて下さい。

80年代以前のバランタインはプラキャップがウイスキーに匂いが移って、美味しく飲めないものもあるのですが、90年代以降のバランタインにはこの傾向はあまり見られないので、ほとんど美味しくいただけると思います。

送料入れても5,000円いかないで買えるような出品者のものを狙うのがおススメです。

思い切ってチャレンジしてみて下さい。やりなれるとオークションもけっこう楽しめると思います。

そして、落札したウイスキーが送られてきたら、ミネラルウォーターで薄めてゆっくり味わってみてください。シングルモルトウィスキーにはない、優しいスッキリした味わいを愉しむことが出来ると思います。

 

【ウイスキーとの相性】

私がイチオシでおススメするこの飲み方が、美味しいと思う方は、きっとウイスキーとの相性が良いのだと思います。

もちろん、一番美味しい飲み方はストレートであるケースが多いと思います。でも、体の負担や継続的にウイスキーを愉しむことを考えると加水して美味しいウイスキーを上手にセレクトすることは大切なことだと思います。

このウイスキーは、加水して飲んでも十分美味しくいただけるウイスキーだと思います。

【終わりに】

ウイスキーを巡る環境は、日々大きく変化していると思います。新しい蒸留所はどんどんオープンし、いろいろな味わいのウイスキーが毎日のようにリーリースされています。

私が毎日飲むお酒は、1,000円くらいのワインか4合瓶で1,300円くらいの日本酒か焼酎が多いです。

ウイスキーでは、シングルモルトだと年数表示がないものでも数千円~1万円以上のお値段がします。正直、平均所得が伸び悩む日本では高嶺の花であることは確かです。

また、ウイスキーの情報誌やイベントなどでは、新しいウイスキーがたくさん発表されています。新しいものを追い求めても、とキリがないのではと思います。

私は、ウイスキー情報誌の購読を辞めましたし、イベントも行かなくなりました。なぜか。

キリがないし、そんなにウイスキーの新しいものを追い求めるメリットを感じなくなったからです。

 

ウイスキーを飲む者にとっては、一番大切なことが『比較的安くて美味しいものを楽しく継続的に飲むこと』です。

どうか情報に踊らされずに、過去のウイスキーでも安くておいしく飲めるものは、自分自身で吟味して飲んでみて下さい。

そいうウイスキーはたくさんあります。スーパーでも数千円で買える中にもあり、オークションで数千円で落札できるものの中にもあるのです。

確かに何万円もするウイスキーは、美味しいものが沢山あります。でも、そのようなものを追い求める前に、数千円でも結構楽しめる美味しいウイスキーをたくさん・しっかり味わってください。

そして、自分の味覚の基準を持ったうえで、次のステップに行くのがウイスキーに関しては一番良い楽しみ方ではないかと思っています。

軟水のミネラルウォーターとロイヤルブルー。これだけあれば、氷も添えず、フルーツもなしで、ゆっくり何杯でも楽しむことができると私は思うのですが。

この文章・記事を何人の方が読んでいただけるかはわかりません。

でも、ウイスキーが苦手な人でもこの飲み方で、ウイスキーの本来持つ味わいに気づいて、ウイスキーが好きになってくる方が1人でもいれば、この記事を書いて良かったと思うのです。

バランタイン12年ロイヤルブルー、是非とも加水して美味しく飲んでいただければと存じます。

今日はここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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