今、外は東京では珍しく、久しぶりに激しい雷雨になっています。曇り空は、怪しく稲光で光り、雨の中を車が水しぶきを上げて走っていきます。
こんな残念な天候の中ですが、長い間、探し求めていた曲をようやく見つけることができました。そしてやっと聞くことができました。
『戦争は終わったけれど』。とても悲しい歌です。
その当時小学生だった私は、この悲しい歌の意味と、ベトナム戦争がどんなものだったかを理解できませんでした。
何十年も経って、あの悲しいメロディーが蘇ります。その当時はテレビやラジオで、この曲が流れ、戦争遺児のための募金を呼び掛けていたような気がします。
現在ベトナム戦争終結後、半世紀以上も経って、ウクライナでは同じような悲しい戦争が延々と続こうとしています。
非公式な推定では、兵士だけだけでも、ウクライナ、ロシア合わせて5万人近い方が亡くなっているというデータもあります。民間人まで含めると、もっと多くの犠牲者が出ているのかもしれません。
世界はこれほどまでに、文明は進歩しているのに、人間の争いは原始時代から、なんら変わることなく終わりがないのでしょうか。
ウクライナ戦争はやがて終わると思いますが、戦禍が広がれば広がるほど、戦後の復興は大変なものになると思います。
今回は、ロシアの戦争犯罪が裁かれ、賠償が支払われるかはわかりません。
しかし、荒れ果てた国土と親や子供を失った人々は、生きている限り生活していかなければならないのです。
ベトナムの人々が戦争で味わった苦しみを、ウクライナの人々もまた味わうことになるのでしょうか。
なんとしても、早い時期に戦争が終結して、少しでも苦しむ人が新たに発生することがないよう、願いたいです。
私にはできることはほとんどありませんが、せめてこの歌を多くの人に聞いていただき、戦争の悲しさを知って欲しと思います。
戦争が一日も早く終わることを心から祈りたいと思います。そして道のりの先に平和の青空が広がることを信じたいと思います。