3月19日は夕方から、SMWS(スコッチモルトウイスキーソサエティ)のテイスティングセミナーがありました。
ズームでの参加方式で、接続準備に若干手間取りましたが、なんとかうまく接続することができました。
さて、それではウイスキーの試飲に移ります。
今回の試飲は10種類もあります。
予定アイテムは:B3.6 / 4.287 / 73.123 / 78.50 /113.35 / RW3.2 / 93.165 / 5.79 / 59.65 / 100.27 となっており、おそらくこの順番でテイスティングしていくのかな?という気がします。
最初は➀B3.6 ¥13,750 バーボンウイスキー
以下すべて、SMWSのホームページより抜粋
発売日 | 2022.3.4 |
熟成年数 | 4 Years |
蒸留年 | 2015 |
カスク | New oak barrel / Charred |
地域 | Arkansas |
ボトリング本数 | 216 |
アルコール度数 | 57.3% |
■感想■
Arkansasということは、アメリカのウイスキー。Bの記号はバーボンの意味だそうです。
バランスの取れた美味しいバーボンでした。
甘い上品な香りが印象的でした。
バランスの取れた美味しいバーボンでした。
甘い上品な香りが印象的でした。
次が②4.287 ¥13,200 ハイランドパーク
発売日 | 2022.3.4 |
熟成年数 | 11 Years |
蒸留年 | 2009 |
カスク | 1st Fill Barrel / Bourbon |
地域 | Islands |
ボトリング本数 | 254 |
アルコール度数 | 62.8% |
■感想■
4番の蒸留所は、ハイランドパーク。最近のオフィシャル12年は水っぽくて好きではないのですが、このボトルはいかがでしょうか?
SMWSの橋本さんは、すごく塩味を感じると言われていました。私は、微かに感じる程度で、人によってウイスキーの味わいの感じ方って、異なるんだなとつくづく思いました。
ドライでスパイシーで、アイラモルトのようなヨード系の風味をわずかに感じますが、全体的に少し若い感じがします。
それでも、現行の12年のボトルよりは、個性を感じる気がします。
SMWSの橋本さんは、すごく塩味を感じると言われていました。私は、微かに感じる程度で、人によってウイスキーの味わいの感じ方って、異なるんだなとつくづく思いました。
ドライでスパイシーで、アイラモルトのようなヨード系の風味をわずかに感じますが、全体的に少し若い感じがします。
それでも、現行の12年のボトルよりは、個性を感じる気がします。
次が③73.123 ¥12,650 オルトモア
発売日 | 2022.3.4 |
熟成年数 | 10 Years |
蒸留年 | 2011 |
カスク | 1st Fill Barrel / Bourbon |
地域 | Speyside |
ボトリング本数 | 183 |
アルコール度数 | 63.11% |
■感想■
73番の蒸留所は、オルトモア。
今回のテイスティングで一番おいしく感じたボトルです。
いかにもスペイサイド系のウイスキーといった感じで、安心して美味しく飲めるウイスキーといった感じです。
テイスティングした方々の中には、もう少し熟成感が欲しいといった意見もありましたが、フルーティーで華やかなコクのある味わいは、私は十分美味しいレベルに達していると思います。
これ以上樽感が出ても、しつこい感じがしますので、このくらいが丁度よいのではないでしょうか?
今回の10本の中で買うなら、このボトルですね。
今回のテイスティングで一番おいしく感じたボトルです。
いかにもスペイサイド系のウイスキーといった感じで、安心して美味しく飲めるウイスキーといった感じです。
テイスティングした方々の中には、もう少し熟成感が欲しいといった意見もありましたが、フルーティーで華やかなコクのある味わいは、私は十分美味しいレベルに達していると思います。
これ以上樽感が出ても、しつこい感じがしますので、このくらいが丁度よいのではないでしょうか?
今回の10本の中で買うなら、このボトルですね。
次は、 ④78.50 ¥12,100 ベン・ネヴィス
発売日 | 2022.3.4 |
熟成年数 | 8 Years |
蒸留年 | 2012 |
カスク | 2nd fill hogshead / Oloroso |
地域 | Highland |
ボトリング本数 | 295 |
アルコール度数 | 59.21% |
■感想■
78番の蒸留所は、ベン・ネヴィス。オフィシャルの10年ものなどは、バニラの風味とフルーティーな味わいで、安くて飲みやすいと思うのですが、このボトルはかなり熟成感がある気がします。
干し柿や乾燥イチジクの、こってりした味わいが印象的です。深い味わいがお好きな方には、とても喜ばれる気がします。
干し柿や乾燥イチジクの、こってりした味わいが印象的です。深い味わいがお好きな方には、とても喜ばれる気がします。
次は、⑤113.35 ¥20,900 ブレイヴァル 在庫切れ
発売日 | 2022.3.4 |
熟成年数 | 22 Years |
蒸留年 | 1997 |
カスク | Refill Hogshead / Bourbon |
地域 | Speyside |
ボトリング本数 | 237 |
アルコール度数 | 57.8% |
■感想■
113番の蒸留所は、ブレイヴァル。私は今回初めて飲む蒸留所のウイスキーになります。
今回飲んだ10本の中では一番ユニークな味わいです。スペイサイドのウイスキーなのですが、若草のようなレモンのような爽やかな香りが特徴です。
22年の熟成感はなく、むしろ草っぽい柑橘系の香りが何とも言えないボトルです。
過去飲んだウイスキーの中では、個性的なウイスキーのベスト3に入るような気がします。
今回飲んだ10本の中では一番ユニークな味わいです。スペイサイドのウイスキーなのですが、若草のようなレモンのような爽やかな香りが特徴です。
22年の熟成感はなく、むしろ草っぽい柑橘系の香りが何とも言えないボトルです。
過去飲んだウイスキーの中では、個性的なウイスキーのベスト3に入るような気がします。
次が、⑥RW3.2 ¥21,010 ライウイスキー
発売日 | 2022.2.25 |
熟成年数 | 4 Years |
蒸留年 | 2015 |
カスク | Refill barrel / Applejack |
地域 | New York |
ボトリング本数 | 270 |
アルコール度数 | 56.4% |
■感想■
地域がNew Yorkということは、アメリカのウイスキーのようです。RWとはライウイスキーを表すそうです。
一番の特徴は、爽やかな果実味あふれる澄んだ香りです。
私もライウイスキーはあまり飲んだことはないのですが、あまりライウイスキーっぽくないところは良いと思います。癖のない味わいだと思います。
但し、余韻は独特のライ麦の風味が顔を出しますので、その辺で好き嫌いが分かれるかもしれません。
一番の特徴は、爽やかな果実味あふれる澄んだ香りです。
私もライウイスキーはあまり飲んだことはないのですが、あまりライウイスキーっぽくないところは良いと思います。癖のない味わいだと思います。
但し、余韻は独特のライ麦の風味が顔を出しますので、その辺で好き嫌いが分かれるかもしれません。
次が⑦93.165 ¥19,800 グレンスコシア
発売日 | 2022.2.25 |
熟成年数 | 17 Years |
蒸留年 | 2004 |
カスク | Refill barrel / Guyanese rum |
地域 | Campbeltown |
ボトリング本数 | 247 |
アルコール度数 | 55.3% |
■感想■
93番の蒸留所は、グレン・スコシア。
少しスモーキーで酸味と塩味のバランスが取れたウイスキーだと思います。17年ものとは思えないライトなテイストで、飲みやすいボトルではないかと思います。
少しスモーキーで酸味と塩味のバランスが取れたウイスキーだと思います。17年ものとは思えないライトなテイストで、飲みやすいボトルではないかと思います。
次が、⑧5.79 ¥19,800 オーヘントッシャン
熟成年数 | 18 Years |
蒸留年 | 2003 |
カスク | 1st Fill Barrel / Bourbon |
地域 | Lowland |
ボトリング本数 | 186 |
アルコール度数 | 55.4% |
■感想■
5番の蒸留所は、オーヘントッシャン。ローランドのウイスキーです。
多少パフューム(香水のような香り)感がありますので、この辺の感じ方で好き嫌いが分かれそうです。
私は、それほどいやではありあませんでした。クリームパンや高級クッキーのようなこってりした味わいもあり、女性には好まれそうな味わいだと思います。
今日飲んだ中では2番目に好印象でした。
多少パフューム(香水のような香り)感がありますので、この辺の感じ方で好き嫌いが分かれそうです。
私は、それほどいやではありあませんでした。クリームパンや高級クッキーのようなこってりした味わいもあり、女性には好まれそうな味わいだと思います。
今日飲んだ中では2番目に好印象でした。
次が、⑨59.65 ¥13,200 ティーニニック
発売日 | 2022.3.25 |
熟成年数 | 13 Years |
蒸留年 | 2008 |
カスク | 1st fill barrique / Red wine |
地域 | Highland |
ボトリング本数 | 278 |
アルコール度数 | 55.7% |
■感想■
59番の蒸留所は、ティーニニック。赤みがかった原酒の色合いが特徴です。
このボトルは赤ワイン樽で熟成をフィニッシュさせている割に、しつこくない味わいが評価されていました。
甘いまろやかな香りは、とても印象に残ります。味わいもバタークッキーやプリンのようなコクのある甘さが素晴らしいと思います。
完熟したデーツを干したような、コクのある甘い味わいを連想します。甘いのがお好きな人には、イチオシのウイスキーです。
このボトルは赤ワイン樽で熟成をフィニッシュさせている割に、しつこくない味わいが評価されていました。
甘いまろやかな香りは、とても印象に残ります。味わいもバタークッキーやプリンのようなコクのある甘さが素晴らしいと思います。
完熟したデーツを干したような、コクのある甘い味わいを連想します。甘いのがお好きな人には、イチオシのウイスキーです。
次は、⑩100.27 ¥13,750 ストラスミル
発売日 | 2022.3.25 |
熟成年数 | 11 Years |
蒸留年 | 2010 |
カスク | 1st fill Hogshead / Oloroso |
地域 | Speyside |
ボトリング本数 | 155 |
アルコール度数 | 55.3% |
■感想■
100番の蒸留所は、ストラスミル。この蒸留所のウイスキーも初めて飲みます。
こってりした味わいのなかに、複雑な風味が織り込まれていて、なかなか美味しいと思いました。
後熟で使ったオロロソシェリー樽の影響が強く出ていて、原酒も赤みがかっており、かなり甘い仕上がりになっています。
単に甘いだけでなく、深みのある味わいが特徴ですが、かなり甘い風味なので、この辺が好みの分かれるところだと思います。
こってりした味わいのなかに、複雑な風味が織り込まれていて、なかなか美味しいと思いました。
後熟で使ったオロロソシェリー樽の影響が強く出ていて、原酒も赤みがかっており、かなり甘い仕上がりになっています。
単に甘いだけでなく、深みのある味わいが特徴ですが、かなり甘い風味なので、この辺が好みの分かれるところだと思います。
試飲は、各10㎖ですが、2時間近くかけてゆっくり味わいうと、結構酔う感じがします。加水してまで味わうことは、10㎖では難しいですが、10種類、合計100㎖をストレートで飲むと、体にはそこそこボディーブローで効いてくる感じがします。