寝落ちの間に思う事

日に日に暖かくなっています。今週は大変な一週間でした。皆様にはご心配をお掛けしいたしました。暖かいお言葉、本当にありがとうございました。

まだ頭を洗うと痛く、本調子に戻るには時間がかかりそうですが、少しずつ、体調を戻していきたいです。

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また、昨日のミニカーの記事、多くのコメントをありがとうございます。大変励みになりました。心より御礼申し上げます。

来週はかなり厳しい顧客折衝などが予想され、なにもかも投げ出したくなる衝動にも駆られますが、なんとか頑張って切り抜けたいと思います。

 

さて、毎日ブログを書いていたり、読んでいたりしながら、だんだん眠くなるときがあります。最近は歳のせいか夜10時くらいを過ぎると、その傾向が特に強くなります。

頑張って、睡魔を振り切りながらも、気が付くと、うとうとしている。その間隔はだいたい15分くらいです。それを何回か繰り返すうちに、最後は諦めて床に就くのです。

 

そういう時にふと思い浮かべることに、『盧生(邯鄲)の夢』という故事があります。

これは芥川龍之介の小説にも題材になっている故事ですが、わずかな間に見た夢でも、人の人生はいろいろなことを経験して、現状に不満があっても、たいていのことは想定の範囲で、大なり小なり欲張って夢見ても、人生そんなに大した違いはない、現状に不満を持っても仕方がない。そんな意味合いに私はとらえています。

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なぜそんなんことを書くかというと、4/1日付の人事異動の内示があり、出向元の会社の人事の発表を見たからだと思います。

年々、若い優秀な人をラインで重用する傾向は強まっていて、よほどのことがない限り、50歳を過ぎてからの復権は難しいようです。

私のような60歳を過ぎた人間は、全く関係のない世界ですが、ライン長への復職を応援してきた後輩などが、望みを絶たれた姿を見るのは悲しいものがあります。

 

最終的には所管の役員や人事の判断しだいですが、どこの会社でも概ね、似たような傾向にあるのだと思います

私も、いつかはラインの部長になって、マーケットを開拓し、営業部隊を指揮して活躍したいという夢がありましたが、ついには実現できないで終わってしまいました。

夜眠くなって、うとうとしている間にも、夢を見る時があります。必死に考えた企画が通って、大きな成果が上げられたこと。自分のチームが全国で最優秀の営業部隊として表彰されたこと。

実際、評価されるには何年も続けて実績を上げなくてはいけないですが、自分自身の能力・マーケットの特性やチーム員の属性によって、頭の中で考えているほど、実績を続けてだすのは容易ではないのが、実情でした。

あの時ああなっていたら、役員ともう少しうまく折り合いがつけられていたら。いろいろな後悔が短い間でも、結構なストーリーの夢として、再現されるです。

しまった1~2時間くらい、うとうとしたかなと思って時計を見ると、15分くらいしかたっていなかったなんてことがよくありあます。

アニメでも薬を飲んで若いころの自分に戻ったり、転生して過去の人生をやり直すストーリーは、結構あります。

でも、最近は、やり直して上手くいたからっていって、はたしてどうなのだろうという、思いがあります。

昇格してライン長にもどっても、最終的には2~3年後には、出向したり、まったく経験したことのない職場に異動していくパータンも多くなっています。

成功の恩恵は束の間で、その時々の自分の気持ちが満たされても、短い間なのだと思い知らされます。

今までは、内示の表示を何時間も見ていましたが、今では5分もみません。そんなもんだとわかったからだと思います。

 

『盧生(邯鄲)の夢』、(こういうことが分かるのが)しかるべき状況、年齢にならないと、わからないものだという事なのですね。

私がuribouを名乗り続けるのは(背中の縞が何歳になっても消えない・成長しない・その失敗を次にいかさなければいけない)、そういう思いからからもしれませんね。

 

人事の内示を見ても、ラインで活躍している人は若い人が多く、ほとんど良く分からないくらいです。

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恐らく、4月以降になると思いますが、今度飲みに行くときに、後輩をどう慰めようか、そんなことも考えたりしています。

とりとめもない話に、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

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