紬とウィスキー ~ウイスキーブログと着物生地のブログ~

愉しめるウィスキーや素敵な紬生地など中心にご紹介していきます! よろしくお願いいたします。

休みにディンプルを愉しむ

今日は、公休をいただき家でのんびりしています。毎日相変わらず寒い日が続きますが、2月を乗り切れば春。3月を待ち望みながら、日々頑張っていきたいと思います。

コロナ禍下で、気持ちよく飲みにも行けない日々が続きますが、飲食店さんとは、少人数の予約や時間をずらしたりしながら、『まったく行かない』というような極端な行動はせず、店主の方ときちんとコミュニケーションを取りながら、外食・飲食ライフを楽しんでいけたらと思っています。

アルコールを飲むのがいけないのではなく、大勢で長居をしたり、マスクを外して長話をするのがまずいのです。工夫次第で、お互いが楽しく過ごせる方法はあると思います。

uribouとしては、

・午後休や15時上がりを買うようして、2人くらいで1時間くらいで食事を中心にアルコールも楽しむ

・ビール1杯と日本酒1杯くらい

・ハイボールなら2杯までくらい

・お昼のランチをベースにご飯抜きにおかずを中心に出していただく。おつまみも1品くらいはできるものを追加。

 

・・・などの取り組みで、週に1~2回は昼のみの機会を作っています。出費は夜のみの半分、時間も半分くらいです。

何も対策をしないで、お店をうまく利用しないとコロナが過ぎた後、自分の大切な贔屓しているお店がなくなってしまっている、ということにもなりかねません。

自分が逆の立場(お店の立場)ならどうか、そういう気持ちになって考えないと、スマートな飲み手ではない気がしています。賛同者が増えてくれると嬉しいです。

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さて、今日のウイスキーですが、ディンプルのオールドボトルを開栓します。

開栓といっても、プラキャップですから、軽くひねるとすぐ開きます。

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このボトルは、昭和52年(1077年)に発行された『世界の名酒辞典』にも掲載されており、かなり古いボトルになります。私もブログでは何回かご紹介しています。

 

ポイントは、プラキャップの変な甘い香りがウイスキーに影響を与えているかどうかです。おそらく、40~50年の間、プラキャップに覆われてきたわけです。

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プラキャップの影響が皆無というボトルは、ほとんどないと思います。

当たればすごく美味しいボトルで、外すとウイスキー風呂用のウイスキーとしても使うことが出来ません。

捨てるだけになってしまうという運命の選択を迫られるケースが多かったボトルだと思います。

 

今回はどうでしょうか?

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軽くひねって、開封すると、アンズのような甘く酸味の利いた香りが部屋中に広がります。アラジンの魔法のランプから、何かが飛び出してくるような錯覚を覚えます。

40~50年の年月が時空を超えて、再現された。あるいは庭や校庭の片隅に埋めたタイムカプセルが掘り出された。そんな感じです。

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早速飲んでみると、

『うっ。微妙・・・・』

プラキャップの影響が、あるような、ないような、なんとも判別しがたい味わいです・・・

開栓したキャップの裏側を見ると、一部茶色く変色しています。でも大き目のワイングラスに注いだウイスキーは、一点の濁りもなく、きれいな琥珀色です。

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改めて、香りを確かめてみると

  • 酸味の利いた甘いアンズのような香りは健在でした
  • 森林浴の時に感じる爽やかな澄んだ香り
  • プラキャップの変な香りはしません

開封して、30分くらい放置したせいもあるかもしれません。ウイスキーのキャップも、しばらくは開けたままにしておきました。この香りならば、ウイスキー風呂やお料理には使えそうです。

先ほど、味わいが判別できなかったのは、開封して時間があまりたっていなかったせいかもしれません。

 

改めて、恐る恐る飲んでみると

  • 舌先に感じる酸味とピリッとした刺激
  • わずかな苦みをともなうモルトの味わい
  • プラスチックを思わせるケミカルな味わい

を感じます。正直、まずくはないのですが、美味しくもない。やはり微妙なあじわいでした。

でも、お料理やウイスキー風呂には使えそうです。加水しても結果は同じでした。プラキャップの影響が多少なりとも出ているボトルは、なかなか飲み続けることは難しいと思います。

ディンプルやピンチのオールドボトルの場合、一番リスキーなのは、このプラキャップのボトルだと思います。2番目がスクリューキャップといった感じでしょうか。

コルクキャップの場合、多少のヒネ感やコルク臭が移ったとしても、全く飲めないというものは少ない気がします。

コルクキャップは、ディンプルの場合は、陶器ボトルで採用されていますので、個人的には陶器ボトルを買うのがいちばんリスクは少ない気がします。

 

さて、このディンプル、『世界の名酒辞典』では、ヘイグのコーナーに掲載されていて、お値段は7,500円でした。

このお値段、昭和52年ですから、昭和60年の私の初任給が11万くらいでしたから、今の価値に直すと倍近い、いやそれ以上の価値はあったと思います。

ちなみに、グレングラント10年が8,000円、スプリンバンクの8年が5,000円で出ており、バランタインは17年は12,000円、同30年は70,000円でした。

さすがバランタイン30年!その当時の7万円、買える人は少なかったと思います。

いずれにしても、7,500円だったディンプル。現在の価値で15,000円~くらいのウイスキーは、今なら15~18年くらいのシングルモルトが買えるお値段です。なかなか普通のサラリーマンが気軽に買えるものではなかったのではないでしょうか?

このボトル、お風呂に入れて少しづつ、使っていきたいと思います。多少もったいない気もしますが、オールドボトルを買う場合は、この辺の割り切りができないと、いつまでも辛い思いを引きずることになると思います。

その分、落札価格は安かった(錫の飾りボトル2本、陶器ボトル1本とこのボトルの4本で6,750円)ので、オークションの相場はリスクも織り込んでいてくれているのだと思って割り切っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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