趣味について考える ディレタンティズム

いつもご訪問ありがとうございます。

今日は、私が最近、凝っているブックカバーについて、触れるとともに、趣味につても考えてみたいと思います。

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ウイスキーを飲みながら、紬地で作ったブックカーバーを付けた本で、読書を楽しむ。

余裕があれば、座る椅子などにもこだわりたいところですが、すべてにお金をかけることは出来ないので、椅子については我慢です。f:id:uribouwataru:20220208051515j:plain

余談はさておき、紬のブックカバー、とても良いのです。

  • ふわっとした肌触り
  • いつまでも触っていたくなります
  • 特に真綿紬が最高の感触!
  • 好きな生地でアレンジ自由
  • 自分用故、必要以上に出来栄えを気にすることもない

 

紬のブックカバー、意外と売ってなかったりで、仕方がないので自分で作ったわけです。

売り物ではないので、適当にしか作っていなのですが、出来の良し悪しにかかわらず、自分が作った物だからか、なぜかとっても愛着が湧いてくるのです。

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着物を解いた時の苦労や上手くほどけたときの喜び、コレクションしていただけではなく、具体的にそのコレクションが他のものに形を変える喜び。

 

これって似た感覚に、種や苗を買ってきて作物を作って収穫する時の喜びに似ているかもです。

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特に、コミックや小説などは、お気に入りのものは、かなり長く手にする機会が多いので、本を持った時の感触・感覚って、私は結構大事にしています。また、気にもなります。

そして、上の写真のように内容がとてもナイーブな巻(話数収録)などは、お話の中身を上質な紬地が優しく包んでくれるようで、何とも言えない満足感があります。

そんなことに悦に入っているときは、ウイスキーの酔いもだいぶ回っている時が多いと思いますが・・・。

 

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多くの方のブログを拝見しているとき、思うことは、「経験していないことは想像しながら読むしかない」と思います。

特に、私のブログなどは、ウイスキーと着物生地ですから、ほとんどの人にはあまり縁はないと思います。

想像のしようもないかもしれません。でも、なんとか良いところはお伝えしたいというのが、私がこのブログを始めた理由なのです。でもうまくいかない。

 

ウイスキーのレビューは適当ですし、着物は着ないでさくっと解いてしまいます。そして生地に戻して保管して(コレクション)して楽しんでいるだけですから。

たまに何かを作ったとしても、たいしたものを作っているわけではありません。

 

でも、着物の生地も、ウイスキーも、それぞれの生地やボトルが持つ特性というのは千差万別で、楽しみ方も人それぞれだとも思っています。

 

着物、ウイスキー、小難しいことを言われれば、私がやっていることは亜流だと思います。でも、本来他の人を不愉快な思いをさせないのであれば、趣味ってそういうものでいいのではないかと思っています。

 

さて、そんななかで、utiouが開眼したことが1つだけあります。

はやり、飲んで美味しいウイスキー、生地として扱っていて楽しい紬などは、お値段に比例するということです。

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これは、最高級品に近い手織りの結城紬です。新品で買えば、20~30万はすると思います。

多少シミがある部分があったり、解けていたところがあると、安くオークションで落札できたりします。こういうものを狙うしかないのです。(お値段が気になる方は、下のブログに記載しております)

uribouwataru.com

 

色合いは、落ち着いた色合いのパステル系の青緑。穏やかな色合いは、見ているだけでも癒されます。また、手に吸い付くような柔らかな感触。毎回の読書へのアプローチがとても楽しくなります。

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ウイスキーは、リスクはありますが液面低下しているもの、コルクが折れてしまっているもの。

コルクが抜けているだけなら、自分で直して飲みます。

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このバルブレアも多少の液面低下とコルクがとているだけで、かなり安く落札できました。

当たりハズレはありますが、素晴らしい味わいの一本に巡り合うことができました。

最初の一口のインパクトがものすごく印象的でした!

人との出会いもそうですが、ウイスキーや着物生地との出会いも、最初のインパクトがおそらく一番重要で、ある程度の趨勢がそこで決まってしまうと言っても、過言ではないかもしれません。

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脇腹の模様もディレッタント心をくすぐる細工の1つですね。


最初のうちは、安くても良い、というキーワードが殺し文句として存在するのですが、やっぱりなかなかそういうものは、見つけるのが大変です。

数を来なしてくると、良いものは良い。良いもは高い。という、真実に向き合うことになります。

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4年もののハイランドパークです。最初の一口は若さを感じましたが、4年ものとは思えない、ふくらみのある味わいは、国内の新興のウイスキーメーカーには是非お手本にして欲しいです。

このボトルは9,000円近くしましたが、価格に見合う味わいだと感じました。

最近の国内の新規発売のモルトも、若いモルトが高額で発売され、人気になっています。でも正直、価格と味がつりあっていない、人気先行の状態だと思います。

少なくても、このくらいのレベルまでは持って行って欲しいな、と思ってしまいます。

若くてもこんなにうまいウイスキーは作れるという良いお手本だと思います。

 

さて、そんななかでも、予算は限らせているのだから、どうやってコストを抑えて自分を満足させてくれる紬やウイスキーを手に入れるか!

そこがポイントになります。過去着物もウイスキーも手当たり次第に買いやすい価格のものを沢山買ってきました。

 

それはそれで、経験値としてはポイントを低くたくさん積み上げてきたわですが、やはり、「作家もののの逸品」「評価の高かったモルト」などは、自分で接してみると、なるほどな、というところが少しずつ分かってきた気がします。

 

特に、ウイスキーは数飲んでくると、自分の好みの立ち位置が固まってきますので、そこを基準にして、今回飲むものはこんな感じか、ということを判断することになります。

趣味の世界は奥が深く、最初は満足していたレベルでも、次第にさらなる深みを極めたくなるものです。でも、自分の生活や体調まで犠牲にしてまで、追い求めるのはいかがなものかと思います。

これからはバランスも考えながら、上手に・楽しく趣味と付き合っていきたいと思います。私は、お金のないディレッタント(好事家)だと思います。

プロを憧れながら、適当に趣味としてかかわる。楽しむ。極めている方から見れば亜流かもしれませんが、私はそれでいいと思っています。

還暦になり、自分なりに交通整理できたことです。

ここまで、お読みいただき、感激です。

お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

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