ウィスキー名:ブナハーブン 2013 6年熟成 ?!1stフィルオロロソシェリーホグスヘッド
容量、度数:20㎖、67.6%
販売者:パークアベニュー
今日は、ブナハーブン 2013 6年熟成 ?!1stフィルオロロソシェリーホグスヘッドをご紹介いたします。宇都宮のバー、パークアベニューさんの量り売りで「ボトラーズ アイラモルト5種類飲み比べセット」からです。
以下、パークアベニューさんのホームページからの抜粋です。
SCOTCH UNIVERSE スコッチユニバース 【GANYMED Ⅲ 83 U.4,1'1881.4" 67.6%】
『ブナハーブン 2013 6年熟成 ?!1stフィル オロロソシェリーホグスヘッド。度数高いです!加水してくださいね。』
さて、早速いただいた感想ですが、
<色合い>
明るい琥珀色です。
<香り>
飲む前は甘い香りとバニラの香りがします。度数が高いためか、かなりツンときます。
<味わい>
ストレートはかなりきついですが、飲み終わると干しブドウのような風味が残ります。少しずつ加水して飲んでいきます。
(5㎖加水)やや甘みが薄れ、麦の香りや味わいが立ってきます。
(10㎖加水)逆にアルコールかツンと来ます。香りは甘みが薄れハッカぽい香りに変わります。味わいはだいぶまろやかになります。コクのある甘みが広がります。
(20㎖加水)澄んだ洋ナシのような香りがまろやかに広がります。20㎖加水だとほぼ倍に薄めた(少し飲んでますから、調整は加えてますが)感じです。軽やかで飲みやすく、全く別物のウィスキーといった感じです。
ライトでやや甘みがあり、どのような食事にも合いそうです。この加水具合が一番、美味しいと感じました。
ここで感じたことは、加水の程度によって、「ウィスキーは全く別物に生まれ変わる」ということです。樽出しの状態から、どのような性質の水をどれだけ加えるかが、大きな味や風味の分かれ目になるということだと思います。
最近、喉が焼けていますので、あまり強いウィスキーを続けて飲むことはしんどいですが、やはり最初は少しでもまずは、発売されたボトルの状態で味わくことが大切だと思っています。
偉そうなことを申し上げるつもりはございませんが、「そこには何らかの作り手のメッセージ」が込められているような気がします。飲まなくても、数滴水をたらし香りの変化を楽しむだけでも面白いのではないかと思います。
これはなにもウィスキーに限ったことではなく、有楽町の和食屋さんでは「日本酒を水で割って飲んだり」「チェイサーを提供する」飲み方を推奨しているお店があります。酒蔵とすりあわせをして行っているとのことですが、生産者との阿吽の呼吸がなせる業なのかもしれません。