着物生地(202)蜀江に菱模様織り出し村山大島紬

購入年月日:2018年6月9日
購入場所:ヤフオク シンエイ
購入価格:330円(税込) 送料別途500円(ヤマト運輸)
購入状態:着物、状態は優良
素材:絹


今日は、蜀江に菱模様を織り出した村山大島です。今日から大島紬と一緒にしていた村山大島を別ジャンルとして整理ていくことにします。順次、時間を見て過去の生地も分け直していく予定です。昔の生地は確かに一見似たものがありますが、やはり生産地も全く別ですし、分けた方が整理もしやすいと思ったからです。

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村山大島は、このような艶のある紺や茶色の模様の生地(着物)がオークションでは結構多く出ていました。最近では、この手の村山大島や銘仙の出品は少なくなりつつあります。特に、村山大島は少ない気がします。

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以前このブログで、次のように紹介しました。

「私は生まれは新宿の戸山町ですが、育ったのは東京の小平市です。小平市から車で15分くらい走ると武蔵村山市です。村山紬は、武蔵村山市周辺で生産されてきた紬です。
村山織物協同組合では、織機や現物の着物を含めて過去の歴史がわかる資料を丁寧に展示してあり、村山紬の歴史を知るうえで貴重な存在だと言えます。

東京近郊在住の生地好きの方には、見逃せないスポットだと言えます。ホームページだけでなく、近くまで行かれる予定のある方は、ぜひ足を延ばしていただければと思います。
http://www.muraori.sakura.ne.jp/ 」

また、武蔵村山市から東大和市には、多くの自然が残されており、トトロの舞台にもなった豊かな森や林が沢山あります。東京にいるときは、多摩湖や村山貯水池の周りをよくサイクリングに通ったものです。

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夏場は、蝉時雨がうるさいくらいです。
https://www.youtube.com/watch?v=5ilbLfNzDj0

このような自然豊かな場所で、生産された村山大島紬。ウィキペディアを見ると、現在作っている機屋さんは数件しか残っていないようです。個人的には生地としてはとても素敵な物だと思います。是非とも着物以外でも多くの需要が出来て、末永く残って欲しいです。

 
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村山大島は、紺の光沢のあるこのような模様の生地を結構多く持っています。碁石袋や碁笥袋などを結構多く作りました。出来上がった物は、生地に光沢があるので、結構下手な私が作っても、そこそこ見栄えがしたと思っています。

本家の大島紬よりもある意味貴重になりつつある村山大島。これからも大切に使っていきたいと思います。