着物生地(136)蜀江に幾何学模様織り出し本塩沢紬

購入年月日:2014年11月24日
購入場所:ヤフオク
購入価格:11円 送料別途(ヤマト運輸)
購入状態:着物、状態は優良
素材:絹

今日は、蜀江に幾何学模様を織り出した本塩沢紬です。

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クリーム色の生地に幾何学的に織り出された模様はとても素敵です。このブログで本塩沢紬を取り上げたのは、初めてかもしれません。

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写真ではとても素敵に見えるのに、何で落札価格が11円?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。塩沢紬は、「シボ」という独特の風合いが特徴の新潟の塩沢地方の絹織物です。

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ここまで拡大するとお判りいらだけるかもしれあませんが、織り目はちりめんのようなジグザグのような感じに見えます。実際触ってみると少し冷ややかに感じ、化繊の織物ではないかという錯覚にとらわれます。

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この生地、使い方によっては、とても素敵に加工できるるのではないかと思うのですが、多々、難しい面があるのです。

1つ目、肌触りが冷たく感じる →直接肌に触れるものを作るのは不向き
2つ目、選択するとめちゃくちゃ縮む →元に戻らない
3つ目、アイロンがけが至難の業 →線がゆがむ・左右の幅がでこぼこになる

一方良い面としては、活かし方さえ見つけることができれば、少しシミがあるような着物は今回取り上げたように、格安で落札できるメリットがあります。

今考えているのは、縮むことを前提にして、物を作れないかと行くことです。洗濯をしないで古着を使うのは新しい着物を落札しても、よほどのことがない限りしません。アライグマの呪いのように、洗ったらだめになってしまうものでも手洗い・洗濯機を問わず洗ってしまう私。

ですから碁笥入れやゴルフシューズ入れのようにあまり洗わないものを作るか、これ以上ないくらい縮んだ後で作るかということです。均等に縮んでくれることが条件ですが何度か洗濯→乾燥を繰り返して試してみたいとえています。うまくいったら、ブログでご紹介いたします。