着物生地(71)流水に屋敷・松竹梅・貝桶模様手織り真綿紬

今日は、手織り真綿紬の訪問着を解いたものです。真綿紬の訪問着はたまにオークションに出るのですが、柄によっては結構安く手に入る場合もあります。

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とても柔らかな風合いで、生地としてはとても素敵です。ただし、ご覧の通り模様が入っている部分は柄がとても大きいため枕や座布団カバー、普段着へのリメイクとかでないと模様が切れてしまいます。要は、加工が結構面倒ということです。

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花の模様の部分は、うまく使えそうです。屋敷や貝桶部分は、どうしても全体像を使わないと中途半端な感じになりそうです。

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幸いなことに、訪問着の場合は模様のない部分も結構多くあります。綺麗な無地の手織り真綿紬として十分に使える部分がとれますので、素敵な色合いの紬の訪問着がオークション等で出ていたら、狙い目ではないかと思います。汚れていたり、シミが少しあるものは、かなり安く出ます。

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この訪問着も少しは汚れがありましたが、洗濯でほとんど落とすことができました。プレスもきれいに仕上がり、無地の部分は何にでも加工できそうです。手織り真綿紬ですから、風合いを生かしたものをいろいろ作って見たいとも思います。