先日グレンマレイの12年ものの旧ボトルを取り上げました。努力むなしく、プラキャップ臭は全く消えませんでした。
よくよく考えてみれば、キャップ臭は消えるはずなどないのです。原因は、ボトルの保管状態にあると思います。特に、横置きすると、キャップの匂いなどがダイレクトに伝わってしまいます。時として、旧ボトルの場合は、樽熟成年数以上にキャップ臭の後熟がなされるわけで、お酒の取扱に頓着しない業者やオークションでの購入などは注意が必要です。 グレンマレイの場合は、缶ケースの四隅が少し丸まっており、缶の中は、横になってゆっくりプラキャップ熟成が進むように、ベッドの用のようなレイアウトになっています。
これでは、プラキャップの熟成がどうしても進んでしまいます。12年もの以外に25年ものでも缶ケースは存在します。内部構造は同様のようです。数万円するボトルになると思いますので、プラキャップでないことを祈るばかりです。
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