ウィスキー名：ウイリアム・ローソン レアブレンデッドスコッチウィスキー
容量、度数：47㎖、43%
原材料：モルト、グレーン
購入価格：ミニチュアボトル50本くらいのセット、送料込みで約1万円
購入場所：ヤフオク個人
輸入者：バークレイ・アンド・カンパニーインコーポレーテッド
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今日は「ウイリアム・ローソン レアブレンデッドスコッチウィスキー 特級表示ミニチュアボトル」をご紹介いたします。
以前セットで落札したミニチュアボトルセットの中の1本だと思います。
キャップが固まっていて、なかなか開きませんでした。ピンセットで縁を掘り起こして10分くらいかけてようやく開栓できました。疲れた～
では実際に飲んで行きましょう～
＜色合い＞
- 綺麗な琥珀色。多少澱があります
＜香り＞
- 微かに澄んだバニラの香り
＜味わい＞
- コクがあり、しっかりした味わい
- じんわりと来る美味しさ
- 木の樽の風味、まろやかな甘み
- 多少ドライ、ニッキ、甘みを抑えた那智黒飴
- 加水（4割ほど）して飲むとマイルドな香りが立ち、穏やかな丸みを持った味わいになり、とても飲みやすくなります
- 加水後の余韻も旨味のあるまろやかな風味がしっかり残ります
このボトルは、特級表示のボトルのため、80年代のミニチュアボトルだと思われます。
スコッチのブレンデッドウイスキーですが、このボトルのラベルタイトルになっている、ウィリアム・ローソンは、会社の創業者でもなく、ダブリンのウイスキーを手掛けている輸出会社、エドワード・アンド・ジョン・バーク社の輸出マネージャーでした。
自分で研究してブレンドしたスコッチウイスキーを作り、社長にお願いして自分の名前をつけたウイスキーを世に送り出したのです。
その後彼は役員にまでなりましたが、会社からから解雇され消息を絶っています。その理由は不明とのことです。謎の多い一風変わった人物だったようです。
1963年ルティーニ・エ・ロッシ社の傘下である、クランマンロー社がローソンの商標を購入。「ウィリアム・ローソン」というブランド名で展開することになりました。
その後ウィリアム・ローソン ウイスキー社が設立され、さらに会社名は、ウィリアム・ローソンズ ディスティラーズ社に変更されましたが、同社は同じ年にマクダフ蒸留所を買収しています。
同蒸溜所では、シングルモルトとして、「グレンデベロン」を販売しています。
1993年、バカルディがマルティーニ・エ・ロッシ社を買収し、バカルディの傘下に入ることにより、「ウィリアム ローソン」の売上は劇的に上昇しました。もともと輸出を念頭にやってきた経緯もあり、
2008年にロシアに輸出されたのをはじめ、フランス、スペイン、ポルトガル、メキシコでも売り上げは好調のようです。ロシアで人気があるというのも面白いですね。
このミニチュアボトルは、1980年代のボトルですから、マクダフ蒸留所の原酒が使われていると思いますが、それ以外にもスペイサイド・シングルモルトをベースに、約30種類のモルトウイスキーと、グレーンウイスキーをブレンドしてオーク樽で熟成。
1849年にウィリアム・ローソンが初めて製造したブレンドと同様に、現在もモルトの含有量が高い状態で製造されています。お値段の割に、美味しいと評判なのも頷ける気がします。最近のボトルも是非飲んでみたいですね。
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