ウィスキー(368)INAZUMA 長濱蒸留所

今日は長濱蒸留所のINAZUMAを見ていきたいと思います。池袋のJ‘sバーさんでいただきました。
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前回、前々回ご紹介したボトルは、三郎丸蒸留所が長濱蒸留所のウィスキーをブレンドして発売したものでしたが、今回は逆のパターンです。
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ラベルはブルーを基調として二羽の鳥がデザインされています。妙に愛嬌のある鳥たちです。
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色合いは奇麗なやや薄めの琥珀色です。すんだ麦の香りがして、飲み始めると芯の通ったコクのある甘さが広がります。

最初は静かに、ジワリと甘みを感じたかと思うと、次第に個性的なインパクトとして伝わって来ます。洋菓子のようなコクは、シュークリームを食べているような感じです。三郎丸蒸留所とは全く違うアプローチで面白いと思います。

ウィスキーガロア2018年VOL08号によると長濱蒸留所は、

東京銀座に2018年にオープンした「銀座777(スリーセブン)」を展開する会社の系列の長濱浪漫ビールが母体。長濱浪漫ビールは、1952年に設立された会社。

  • 長濱蒸留所はその長浪漫ビールの建物内にポットスチルだけを入れてスタート
  • 麦芽の粉砕から仕込み、発酵まではビールと兼用
  • 使用する麦芽はノンピートがビール用で、ライトリーピーテッドがウィスキー用

地元密着型の地ビール会社が造るユニークなクラフトウィスキーとして紹介されています。

最近では、クラフト蒸留所がブームで、全国各地で産声を上げていますが、小回りが利く分様々な取り組みができるようで、数量は少ないですが地ビールのように様々な味わいを経験することができそうです。クラフト蒸留所も目が離せない存在になってくると思います。

そういえば、今勤めている会社で、入社3年目の若手が地ビールの会社に転職したことがありました。彼に、将来はウィスキーも作るの?と聞いたら機会があれば挑戦したい、と言っていたことを思い出しました。新しく産声を上げる会社のビールやウィスキーは、積極的に飲むつもりです。せめて気持ちだけでも志を持って挑戦している人の作品に触れて、応援していけたらいいなと思っています。

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