着物生地(247)抽象花模様織り出し結城紬(縮)

 購入年月日:2014年8月4日                           
購入場所:ヤフオク シンエイ
購入価格:580円(税込) 送料別途(ヤマト運輸)
購入状態:着物、状態 優良
素材:絹

今日は、抽象花模様織り出した結城紬の縮です。
 
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シンエイさん曰く、「証紙はありませんが、いざり機で織られた本結城のちぢみ織です」と。本当ならなんだかとてもすごい感じがします。
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色合いは、一番最初の写真が一番近いです。
地色は、黒とのことですが、私には濃い紺色に見えます。
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結城紬は、布の種類により2つのパターンに分類されます。
ウィキペディアによると、
「結城紬は平織と縮織の2種類がある。現在の紬は撚りのない糸を経と緯に使用する平織が主流で、全体の約97%を占める。かつては横糸に強撚糸を使い、表面がちりめん状に仕上げられた縮織が主流だった時代もあり、戦後の昭和中期頃は縮織が結城紬全体の約9割を占めた。 」と記されています。
 
呉服屋さんのホームページなどを見ると、現在は、縮織はかなり少なくなっているようです。また、織る機織り機の種類によって、床に座って織る「いざり機」と腰かけて(いざり機よりも腰の位置が高い:椅子に腰かけるような感じ)織る「高機」に分かれるようです。

初めて縮織の結城紬を見たときは、肌触りが本塩沢紬のような感じだと思いました。また、織り模様の特徴は、小千谷紬のようだ感じました。このブログでも、小千谷紬を以前取り上げていますので、よろしければご参照願います。

uribouwataru.com

 古い結城紬の縮はこの他にも少し持っていますが、古いものほど肌触りはザラッとした感じが強くなる気がします。このような紬は最近オークションでも目にする機会が少なくなっています。古いものほど、独特の草木染の匂い?が強く、洗濯やアイロンがけも一筋縄にはいかないものがあります。

また、本塩沢紬のような風合いは、リメイクしていろいろな物を作るにしても、十分配慮して作る必要があるため、私のような素人には難しい生地だと言えます。それでも、今回ご紹介した生地は、状態もよく、絣の模様もとても素敵です。作る物によっては結構楽しめるものが作れるのではないかとも思っています。これからも大切にして、将来素敵なものを作ることができればと願っております。


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