ウィスキー名:ジョニーウォーカー&サンズ キングジョージ5世 ニューイヤーボトル2021
容量、度数:30㎖、43%
販売者:リカーライブラリー
今日は「ジョニーウォーカー&サンズ キングジョージ5世 ニューイヤーボトル2021」をご紹介いたします。リカーライブラリーさんの量り売りです。
リカーライブラリーさんのホームページより
【商品について】
1934年に当時のジョン・ウォーカー&サンズ社にロイヤルワラント(王室御用達)を授与したジョージ5世をたたえるために造られたウイスキーです。
ジョージ5世が在位していた期間に稼働していた蒸留所の原酒のみを使いブレンドした貴重なウイスキーの特別デザインが施されたボトルです。(中身は通常のキングジョージ5世と同じです。)
【ブランドについて】
ジョン・ウォーカーによって1819年に食品雑貨店として開業したのが始まりで、紅茶やスパイスのブレンドから着想をえてウイスキーのブレンドとリリースを開始し、その高い品質から多くの評価をうけ成長していきます。
その後息子のアレクサンダーが事業を引き継ぐころになると産業革命により鉄道網が発達し、そこから世界に輸出する発想をえて「オールド・ハイランド・ウイスキー」を大量に製造し大型の船の船長をアンバサダーとし世界中に広がっていきました。この時長期の輸出に耐えられるようボトルの形状が四角となり、さらに目立つように斜め20度に傾いたラベルを付けはじめ、現在の良く知られているボトルとなりました。
1909年にはアレキサンダーの息子たちが引き継ぎ、当時の「オールド・ハイランド・ウイスキー」をジョニーウォーカー レッドラベル、「エクストラ・オールド・ハイランド・ウイスキー」をブラックラベルへと変更し現在へとつながるスタイルは確立されていき、世界最大のブレンデッドスコッチウイスキーのブランドとなっています。
【公式テイスティングノートより抜粋】
<香り>
ポートエレンの甘くスモーキーなアロマが現れ、その後オレンジ、レーズン、イチジク、シナモンの香りが続きます。
<味わい>
スペイサイドやハイランドのウイスキーが持つ豊かなスパイスやドライフルーツと、バニラのバランスが絶妙です。甘い果実、ダークチョコレート、トフィー、ローストナッツの層が広がります。
<フィニッシュ>
ポートエレンのもつ海由来のスモーキーな香りが長い余韻を経て勢いを増していきます。
では実際に飲んで行きましょう~
<色合い>
- 綺麗な琥珀色
<香り>
- 甘いハッカ。少し鼻孔をくすぐります
- 微かにスモーキー
<味わい>
- やや甘い麦のローストした味わい
- コクがあり癖になる味わい。
- 辛口で、堂々とした味わいはブレンデッドウイスキーのお手本になるような「バランス感のある旨味」を感じます
- 樽感のある深いウッディな味わいも特筆もの
- 余韻としては、膨らみのあるクリーム感のある複雑な味わいが印象として強く残ります
- 少し加水すると、甘みと穏やかな酸味が強く意識されます
- 加水後の余韻は、甘露な酸味が穏やかに残ります
以前から気になっていたキングジョージ5世。昔からのジョニーウォーカー黒ラベルのクリスピーな旨さを更に増幅させて、重層的に仕上げたような印象を受けます。
辛口の正当なブレンデッドウイスキーの旨さは、こういうものだ!!!!!
と言っているような堂々とした風格と真の実力のあるジョニーウォーカーの旨さを「いやっというほど」見せつけられた感じがします。
昔のジョニーウォーカー黒ラベルが旨かった、といってもこのボトルほどのバランスの取れた美味しさではなかったと思います。
ほどよい微かなスモーキーさと甘露な甘く焦げた味わいは、ジョニーウォーカーが目指す到達点の一端を表しているようにも思えます。
昔のジョニ黒の美味しさに惹かれている人には、こたえられないほど美味しいボトルではないかと思います。
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