ウィスキー名:ジェムソン ブラックバレル
容量、度数:30㎖✖2本、40 %
販売者:Shot Bar Online HITOKUTI WHISKY
今日は現行ボトルの「ジェムソン ブラックバレル」をご紹介いたします。Shot Bar Online HITOKUTI WHISKYさんの量り売りです。
Shot Bar Online HITOKUTI WHISKYのホームページより
『風味豊なピュアポットスチルウイスキーとスモールバッチのグレーンウイスキーを使用したジェムソンのハイクラス品。
2度のチャーで黒焦げになった樽“ブラック・バレル”での熟成が、豊かなフレーバー生み出している。』
では、実際に飲んでみましょう~
<色合い>
- 綺麗な濃い目の琥珀色
<香り>
- かすかに若葉の香り
- 無臭に近いです
<味わい>
- 昔のオールドブレンデッドウイスキーのエグミを取って美味しくしたような味わい
- 飲み口が良く、杯が進みます
- 木の樽の風味、芯のある味わい
- コクがあり味わいは豊かです。バランス感も最高で、甘ったるくなく、硬派のウイスキーといった感じで好感が持てます
- 余韻は多少ドライですが、しっかりした旨味が残ります
- 少し加水すると、酸味が目立ち、木の樽の風味も強く感じるようになります。スパイシーさも多少感じます。やはりストレートが美味しいですね
- 加水後の余韻は、酸味と旨みが静かに残ります
これは旨いジェムソンですね。お値段も3,000円くらいで買えそうです。私のようにブレンデッドウィスキーで育ったものにとっては、どこか懐かしく親しみやすい味わいだともいます。
700㎖で3,000円ちょっとで買えるなら、これはもう、普段飲みのウイスキーでちょうどいい感じがします。
それにしても、最近のアイリッシュやスコッチのコスパの良さには目を見張るものがあります。
国産のウイスキーも、お値段を出させばいいものがありますが、まずはスコッチやアイリッシュの3,000円クラスの物を徹底的に飲んで、ウイスキーエッセンスを体のDNAに叩き込んでから、ウイスキーのレベルアップをすると良いかもですね。
まずは、コスパに見合う味かどうか。高くて美味しいのはあたりまえ。要は私たちが頑張って稼いだお金で買う価値があるかどうか、それを見極めることこそが、ウイスキーへの近道だと思います。
高いウイスキーを買う必要は少なくても庶民にとってはないと私は断言します。ともすれば、経済的に一般庶民は貧しい暮らしを強いられつつある今日の日本。
大手蒸留所やメーカーの務めは、このような安くて旨い酒を提供することにあると思います。サントリーが山崎などの大幅値上げを考えているというニュースが入ってきています。
この会社は多くのスコッチなどの蒸留所を買収してきて、一体何を学んで来たのか。現状の品薄対策なども含めて、社長に文句を言ってやりたい気がします。
高い日本のウイスキーではなく、安くておいしい、スコッチやアイリッシュを愉しむことが、日本のウイスキーの真の発展につながると確信しています。