ウィスキーのおつまみ12.5 生菓子

今日は、一度食べてみたい生菓子について見て行きます。

その前に・・・
実は、今個人的に少し悲しい出来事が起きています。それは何かというと、豊田市駅の傍にある松坂屋が来年の9月末で閉店になってしまうのです。

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原因はいろいろあるかもしれませんが、これで三河地区から百貨店はなくなってしまいます。1階から上はほとんどお客さんがいない状態でしたし、従業員のモチベーションもかなり下がっていたように見受けられます。

お客さんがいるのに閉店時間前からレイアウト変更をはじめてみたり、1階の食品売り場とはずいぶん違った雰囲気になっていたことは確かです。

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元気なのは、1階だけでしたが、その中でも野菜売り場と鮮魚店が活況を呈していました。私自身、新鮮で安い野菜や魚介類が買えなくなるのは寂しい限りです。1階だけでも残してほしいなと思いましたが、1階も含めて残らないような感じです。

豊田市は、トヨタ自動車のおひざ元ですが車社会が前提になっているので、ローカルバスなど車以外の市民の足がほとんどありません。松坂屋に買い物に来たくても、車の運転ができないお年寄りや私のような単身赴任者にとっては、暮らしにくい街になっているのかもしれません。

車はあると便利ですが、なくても都市部では困りません。むしろ車にかけるコストを今の若者は、他の自分の趣味や日常生活を豊かにすることに、振り向けているのかもしれません。トヨタもその辺は気づき始めていて、静岡に実験都市を築こうとしています。

でも、おひざ元の豊田市がさびれて暮らしづらい街だとしたら、あまり意味のある試みではないような気もします。車のコストを個人が多く出費するのではなく、もっと社会全般で鉄道よりもローコストな社会インフラとしての発想の転換で多くの人が、特にお年寄りなど車を運転しない人でも、より多くの機会で車を使って移動して買い物や観劇などができるような街づくりが必要ではないかと思います。

ヒントになるのが、大曾根のあたりを走っている「ゆとりーとライン」です。専用の高架をバスが走っているのですが、本数は多くないですが信号待ちもないので、鉄道と同じくらい快適に乗ることができます。ここまで設備にお金をかけなくても、社会がモビリティの手段を細かく持つことによって、公害や事故の少ない社会を築くことが出来るのではないかと思います。

鉄道会社と自動車会社がコラボして、鉄道会社が沈み自動車会社だけが栄えるという図式から、鉄道と自動車の有効かつ相互補完的な役割分担により、社会全体がもっと賢く合理的になる時期にきているのはないでしょか?乗る人がいないから運賃を上げる?30キロも移動しないのに、名鉄と地下鉄で800円ちかくかかります。さらに別の会社を乗り継ぐと1,000円越えも珍しくありません。田舎の長距離バスよりひどい状況です。車以外で豊田市に来てもらうことも、豊田市から出ていくことも、鉄道がこのような状況では、発展しないと思います。

長距離移動をマイカーで行うことは、事故の危険もあり移動単位の効率性も今ひとつです。長距離は鉄道で駅を拠点とした近隣を、自動運転や軌道付きの簡易車両が町の隅々まで走るような世界が、来てくれればいいなと思ったりします。コロナウィルスによる影響は何も働き方改革だけではなく、我々の生活スタイルや価値観すべてが大きく転換する、一つのきっかけになったのかもしれません。

さて、世迷言はこの辺にして、ウィスキーと一緒に食べたい生菓子を松坂屋豊田店で見つけました。

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ぶどうを使ったものや桃を使ったもの。お客様へのお土産などにいいな、と思って見ていました。

お値段もそこそこしますが、これならもらっても嬉しいかも。辛党でもあり、甘党でもある私だからそう思うのかもしれませんが、甘いお菓子はウィスキーやワインに合うと思います。

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特に美味しそうに思えたのは、桃を使った生菓子です。日持ちはそれほど長くないのですが、見ているだけで桃の柔らかい甘い風味が伝たわってきそうです。

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下の写真はゼリーですが、ちょっと上に載せた「桃泉果」というお菓子は、桃をまるまる1個使っているそうです。一人でたべたら、これだけでお腹いっぱいになりってしまいそうです。

ウィスキーだとスペイサイドのものなどをこのお菓子と一緒に飲んだら、さぞや美味しいのではないかと思います。桃の季節になると近隣のバーでも桃を使ったカクテルなどが出てきます。それはそれでとても楽しめるのですが、この白桃ゼリーや桃をまるまる1個使ったお菓子は、それとは違った魅力にあふれている気がします。近いうちに是非ともチャレンジしてみたいです。