男物の生地は、女性物よりも若干幅が広いので、大きめの物を作るときには便利です。でもデザインに関しては、無地かあっても縞模様くらいしかないのが残念なところです。
フラッシュで撮影したので、色合いが上手くとらえられていませんが、落ち着きがあってて手触りの良い生地です。所どころにアクやシミがあったのですが、シミが気になる部分は自分が使う巾着を作って使っていました。
何回か洗濯しているうちに、シミもなくなり風合いもさらに柔らかくなってきた気がします。紬生地の魅力って、そういうところにもあると思います。
昔の古びた紬は、独特の味わいのあるものが多いです。多少の汚れやシミがあっても使っているうちに目立たなくなる気がしてくるのも不思議なところです。
東京に帰ったら、昔の紬生地も探してみます。面白いものが出てきたらこの場でご紹介いたしたいと思います。