着物生地(80)小茄子模様小紋

今日は紬でなく、小紋の着物生地を取り上げたいと思います。

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風合いは、縮緬のような風合いです。小茄子の模様がとても可愛らしく、小物を作るには最適の生地だと言えます。

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 アップで見ると縮緬のようですね。縮緬は洗う縮むのであまり買わないのですが、縮みや歪みはほとんどなく、生地としては当たりだっといえます。

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ピントが合っていませんが、拡大するとこんな感じです。この手の柄は小紋に多いのですが、小茄子はオークションでは結構人気の柄になります。あと唐辛子なども同様です。着物から生地を取る場合、初めての方は、できれば縮緬は避けた方が無難です。古い生地であればなおさらです。

昭和前後の縮緬は結構高額で取引されおり、生地の状態もまちまちなので、オークション等で入手するときは気を付けた方がよいかもしれません。汚れを落とすために洗おうとすると、色落ち、縮みなどがある他、場合によっては生地が弱くなっており破れてしまうこともあります。

専門的な処置が必要な場合もあると思いますので、専門店などのサイトを参考にされることをおススメいたします。(「紗々美」さんのホームページ http://www.sasabi.com/?mode=f3

最初は、専門店のハギレセットなどを購入するのも、失敗が無くてよいと思います。肝心なことは、目的にかなった生地が手に入るかということです。着物を買って自分で生地にすることも良いか知れませんが、かなり多くの失敗とその結果としての授業料を払うことを覚悟する必要があると思います。

 

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