タイムスリップして、江戸時代末期に飛んだ兄貴とプリは、大井川のほとりでにゃん吉を見つけることができました。

なんとにゃん吉は、様々な場所や時代(江戸時代末期~昭和初期)を彷徨いながらも、2本もペリー提督が持ってきたお土産のスコッチを入手していたのでした。
残念ながら突如あらわれたツチノコ団に幻のスコッチは、瓶ごと壊されてしました。
兄貴:にゃん吉さん、それでは報告を兼ねて、ご主人の待つ現代に帰りましょう。

にゃん吉:わかった。でもその前に一か所寄り道してから帰るよ。悪いが先に帰っておくれ。
あと壊れた瓶だけでもご主人に見てもらって欲しい。ガラスの瓶と言うのも気になるところなんだ。
兄貴:了解です。それでは現代でお会いしましょう。
ほどなく、にゃん吉も現代に戻り、私に事の顛末を報告してくれました。

ツチノコ団については、決して現代ではかかわっていけないことを、私は、にゃん吉やウリボウ達に伝えました。背後には、ヤバイ連中がうごめいているのです。
そのうち私が、きっといつか退治してやると。(心の中で思っているので、多分無理かな~)
あと、今回のボトルだけど、私の想像ではこんな感じだ。

ツチノコ団がなんで、タイムトラベルが出来て、多くの資金を使って動き回れるのか、それとなく説明しました。
全員驚いていましたが、現代の社会の闇は深いことを一同は改めて認識したようです。
さて、にゃん吉が最後にすごい報告をしてくれました。
にゃん吉:現代に戻る途中、ほんの少しだけ奥様にお会いしてきた。
兄貴:それってできないんじゃ・・
にゃん吉:俺が編みだしたやり方なら、歴史に変化を与えずに少しの間だけ、話だけはできる方法があるんだ。
これは誰にも教えられないが。きっと神様も悪用しない人間にだけ許可しているのかな(笑)
兄貴:わかりました。そのことは聞かないことにしますうりっ。
にゃん吉:奥様がご主人に、次のようにおっしゃっていました。
家内からのメッセージ:
どうせ私がいないと寂しかって、死んだ魚の目のようになっているでしょう。後悔もしているのでしょう。
でも、私はあなたに声をかけてもらって、うれしかった。赤いスカイラインにも乗せてもらった。結婚してけんかもしながらも気が付けば40年近く、駅近の家に住み息子も育てることが出来た。
私はあと何日生きられる分からないけど、あなたが言ったように最後の日まで、従来と変わらないように暮らします。テレビを見てアニメを録画して。
子供のことはよろしくお願いいたします。
一同:奥さんらしいな。飾らないし。
私:すべて見透かされているようだ。最後の日が近づいていても、決してくじけず、最後まで私や子供にも心配させないようにしてくれていた。私が遺書を見ると落ち込むことが判っていたので、何も残さないで旅立ったのかもしれない。
にゃん吉:あと、最後に奥様は、『息子と小さな幸せを積み上げて』『生きて』と言われました。

冬の日はきれいな青空を映し出していますが、陽射しは弱く、窓から見える景色は、微かに遠い春の日を懐かしんでいるように思えました。

