昨日のお昼過ぎに、葬儀屋さんの安置室まで、家内を運んでいただきました。
私の実家のお寺には、墓じまいの話もあるので、火葬後はしばらくは自宅で一緒に過ごそうと思います。
好きなキイロイトリ（リラックマ）と一緒に、奥さんの持ち物はそっとしておこうと思います。
行方不明になっていた２匹のウリボウ達を発見してくれたのも奥さんです。
私が喜ぶの知っているので、『大変！大発見～』というような雰囲気で教えてくれたのを覚えています。
私も長男も心の整理がつきません。つい先日まで、アニメのダビングや部屋の整理の話などをしていました。本人も私たちもはまだまだ先のことと思っていたのだと思います。
ささやかなお花と奥さんが大好きだった缶チューハイを置きました。
次は順番からすると私の番なので、自分の終活はできるかぎり準備しておこうと思います。
遺体と一緒にいるのも良いですが、それだけなでくパソコンに奥さんの素敵な写真をスライドショーにしてずっと眺めています。
きれいにはしましたが、奥さんの最後の壮絶な戦いのあとを思い出すのは息子も私も心が痛みます。
最後はいくらモルヒネを投入しても苦しみは治まらず、とっても辛かったです。終わりが来たのが正直、やっと楽させてあげられて良かったと思ってしまいました。
ほんとうに頑張ったと思います。きっと私や息子のために、少しでも長く生きようとしてくれたのだと思います。手のかかる夫と息子だったので。
私が情けないので、主治医の女医先生と２人して、男のくせにだらしないと、いつも笑われていました。
お見送りの日、天気はとても良く、奥さんも気持ちよく旅立てると思います。人は生まれ来るもの死んでいくのも自分の意思ではコントロールできない、はかない存在ですね。
庭の奥さんが買った鉢植えの紫陽花が復活して小さな花を咲かせてくれています。
別の鉢の花も植え替えたら、奥さんをおくるように咲いてくれています。
どこまでも青い空が永遠に続いているようです。
大切な人を失うと・・・
せめて生きている間だけは、悲しみがなく、多くの人が助け合って幸せに楽しく暮らせる世の中であって欲しいと心から願ってしまいます。
奥さんは、自分だけ良ければというような、不正なことが嫌いな人でした。私がちょっとずるをしようとすると怒られました。
部屋の掃除や洗濯がとても好きでした。洗濯や掃除の師匠ですね。アニメや少女コミック、バラエティ番組なども好んで見ていました。
最後にホームセンターで一緒に買ったエアコンの室外機カバ－も悲しげに見えます。
イチゴが好きな奥さんにイチゴを食べてもらおうと取り組んだイチゴ栽培は失敗しました。ごめんね。
おもちゃの おすべりペンちゃん、リラックマのキイロイトリ。いろいろ旅行した先々。子供と三人で一緒に過ごした楽しい思い出は尽きません。
奥さんからいただいた幸せな時間をかみしめ大切にしながら、息子と生きていきたいと思います。
悲しい話で申し訳ございません。
