ウィスキー名:バランタイン30年旧ボトル
容量、度数:750㎖、43 % 原料:モルト、グレーン
購入先:ヤフオク(閉鎖バーの譲渡品)
今日は1990年代の「バランタイン30年」をご紹介いたします。
ボトルが700㎖に変更になる少し前のボトルです。
バランタイン30年は、現行ボトルから1980年代のボトルまで幅広く飲んでいますが、安心して飲めるのは、1990年代以降のボトルかもしれませんね。
バランタイン30年は直前では現行ボトルや700㎖のボトルを取り上げています。
1990年代の750㎖のボトルは、相場も高く安定していてなかなか手が出なかったので、今回のバーからの譲渡品はとてもありがたいです。
バランタインに関しては、「1980年代のボトル」はハズレも多く、私にとっては悲しい黒歴史になったケースもあります。
オークションで落札する時は注意してください。
では、1990年代のバランタイン30年、実際に飲んでみましょう~
<色合い>
- 奇麗な琥珀色です。とても美しい色合いですね


<香り>
- 甘い香りがあたり一面い広がります
- 多少ツンときますが、次第に甘い香りが支配します
<味わい>
- コクのある複雑な味わい、わずかに古酒の風味も感じますが滑らかさは抜群。ウイスキーの芸術作品のよう
- 酸味もほどよく、バランスの取れた味わい。洋ナシのような軽やかな酸味はとてもスムーズに喉を通っていきます
- 何層にも積み重なったミルフィーユのように香りと味の重層的なアプローチにたじろぐばかりです
- 余韻は少しだけドライな麦の味わいが残りますが、しっとりとした満足感はバランタイン30年ならではだと思います
- 少し加水すると、フルーティーな香りが一斉に開き、クリーミーでまろやかな素晴らしい味わいになります
さすがにバーで出していたバランタイン30年。管理は完璧ですね。とてもおいしくいただくことができました。
一杯一体いくらくらいだったのでしょうか。バランタイン17年もバーで飲むと結構良いお値段だと思いますが、30年は5,000円~1万円近くはするかもしれなせんね。
特に状態の良い旧ボトルはそこそこのお値段は覚悟しないといけないかもです。
なぜかといえば、オールドボトルはハズレのリスクもあり、高い金額で入手しても美味しく飲めないものもあるからです。お客さんに出すことができるボトルは、どうしても限られてしまうと思います。
バー飲みの良い所は、そのようなリスクはバー(お店)が負ってくれるので、私たちは安心して飲むことができると思います。
私も過去バランタイン30年は数本オークションで落札していますが、きちんと飲めたのは2本ちょっとで、半分はウイスキー風呂になっている気がします。
それでも当たりボトルを入手でき、少しずつ加水しながら美味しいバランタイン30年を飲む幸せは、経験した人しか判らない至福の時だと思います。