ウィスキー名:ウシュクベストーンフラゴン170
容量、度数:750㎖、43%
原材料:モルト、グレーン
購入価格:18,150円(税込)送料:1,200円 佐川急便 購入場所:蔵王リカー
今日は「ウシュクベストーンフラゴン170」をご紹介いたします。


幻のウイスキーとしてここ数年探し求めていたものをついにゲットしました~とっても嬉しいですね。


オークションでは価値を知っている人が何人か集まり競り合いになりましたが、頑張って落札しました。



通常の210でしたらせいぜい5,000円もだせば落札できたのですが、やはりめったにお目にかかれないということになると、オークションにも熱が入りますね・・・しかし2万円近く散財したのは痛かったです。

このウイスキーは、このブログでも何回も取り上げていますが、過去記事をご覧いただけるとどういうものかお分かりいただけると思います。

では実際に飲んで行きますが、このウイスキーだけけではなく、過去取り上げたシリーズも一緒に飲んで比べて行きたいと思います。
向かって左側から、170、210、225となっています。

<色合い>
・いずれもきれいな琥珀色。210だけ少し濃い色合いです。

<香り>
- かすかに甘く澄んだ香り(210)
- わずかに木の樽の香りがします(170、210)
- 170は開封直後は古本の香りがしました~
<味わい>今回はストレートで飲んでいきます
- 媚びない昔ながらのブレンデッドウイスキーといった味わい。(170、210)
- それでいて、3本ともグレーンウイスキー由来の癖のある風味は感じません。モルト感がしっかり味わえとてもおいしく感じます。
- 170は開封直後ということもあり、渋みとえぐみを少し最初感じましたが、次第にモルトの風味やうまみがしっかり顔を出してきます
- 飲み進むと、3本の違いが明確にわかってきます。210は多少最初に苦みを感じましたが、次第にモルトの深いうまみが溢れてきます。
- 170は、古い堂々たるハイランドモルトをブレンドし、隠し味的にグレーンウイスキーを少々加えたくらいの感じですね
- 特徴的なのは、225。最近のハイランドモルトにみられるように、多少消費者に媚びたような飲みやすさ、フルーティーさを感じます。最初は、淡白に感じましたが、飲み進むと余韻はドライな酸味が残り、飲みやすさは抜群ですね

この3本の飲み比べは夢だったので実現できてよかたです。
結論から言うと、ウシュクベストーフラゴン170、無理して買って飲むほどではないと思います。
ですが、ウシュクベストーンフラゴンは、どのシリーズをオークションで買ってもハズレが少なく、おいしいボトルが多いということを改めて感じるいい機会になりました。
内容量が蒸発して総重量1.5キロ以下のものは避けた方がいいですが、よほど保管がひどくない限り、クリスピーで昔のジョニーウォーカー黒ラベルやスウィングを思わせるおいしさが感じられ、飲みやすさはそれらを優に凌駕するすばらしいボトルだと思います。
玉数が多い、210はねらい目だと思います。コクもあり味わいは申し分ないと思います。
少しだけ、ペーパータオルで濾したり、工夫が必要ですが、その辺は私の過去の記事(欄外参照)を見ていただいても、結構適当に濾していただければなんとかなります。
おススメの210は革の円筒形の入れ物に入っていたり、専用のお家に入っていたりいろいろなバージョンが存在します。その辺も古酒の楽しみかもしれませんね。
参考までに、ウシュクベのお家が出てきましたので、このブログのマスコットの兄貴に入ってもらいました。今日はこの辺で失礼いたします~





