家のウィスキーもだいぶ在庫が減ってきました。未開封のものも、引っ越しの段ボールでふさがれているロイヤルサルートの棚くらいです。そこにはまだ6本くらいは未開封のロイヤルサルートが眠っています。
瓶のラベルやキャップ回りの状態は悪い反面、中身については状態は良さそうです。キャップの封印が破れているのが気になります。実際飲んでみると・・・
最初は味があまりはっきりしません。少し置いておくと少しずつウィスキーらしい香りがしてきます。グラスに注ぐと綺麗な琥珀色が際立ちます。
香りは、深い草むらの香り。多少ツンとくるところはありますが、だんだんと穏やかな感じになります。変なプラスティック臭はしません。それだけで当たりかもしれません。だんだんさらに香りが開いてきます。コクがあり、モルトの風味も感じられます。
辛口で昔飲んだヘイグの味わいです。そう、ウィスキーは私のような貧乏学生が飲むにはぜいたく品であったし、辛口のウィスキーはきつくてとっつきにくいものだった気がします。主要モルトは、ローランドのグレンキンチー。単体で飲むと軽やかな味わいがどのようにしてディンプルやヘイグのようになるのかがわかりません。
そうこうしているうちに、20分くらい経つとだんだんとまろやかなブレンデッドウィスキーらしい味わいになります。シングルモルトが好きな人に聞くと、昔のブレンデッドウィスキーはどれも似通った味だという人がいます。確かにオールドブレンデッドの味わいに慣れていない人にとって、昔のブレデッドウィスキーの味わいは似通ったものに感じられるかもしれません。
でも、この味わい慣れてくると飽きが来なく、マイルドな味わいであることに気が付きます。要は、せっかちに飲まないこと。ゆっくりと香りが開いてくるのを待ち、少しずつ飲み進めていくとウィスキーも応えてくれると思います。
さっき開封したディンプルのボトル。1970年代頃のものだと思います。50年近い歳月を外気に触れずに、良い状態をキープしたまま頑張っていてくれたウィスキーです。現役復帰に多少の時間は必要なのです。
未開封のブレンデッドは最近買ったJ&Bの25年や開かずの扉のロイヤルサルートを除き、ジョニ黒2本とショニ赤1本になりました。ミニボトルは多少ありますが、バーに行かない限りブログネタのウィスキー在庫は枯渇しつつあります。なんとかしないと。