今日は、70~80年代のジョニーウォーカー赤ラベルです。
普通は、ボトルの状態としてはこんな感じものが多いのですが、今日のボトルは
表も裏もラベルが黒ずんで文字の判別が難しいほどです。
最初にこのラベルを見た瞬間、期待感は大幅に後退しました。ひょっとしたら全く飲めないかもしれないという不安が頭のなかをよぎりました。沈殿物はなし。それが唯一の救いです。
鼻を近づけるとややひねた香り。思いきって飲んでみるとひねた感じは多少残るものの爽やかなフレーバーが口一杯に広がります。おいしい!
これは予想外の発見です。時間をかけてゆっくり飲むとさらにひねた香りは後退して甘露な風味が広がります。ブレンドウィスキーで例えるとロイヤルサルートのような甘露さです。しかしこってり感はないので軽く飲めるところは、ブルゴーニュの赤ワインのようです。
古酒は少しずつ手間をかけて付き合ってあげると、少しずつかもしれませんが応えてくれると思います。赤ラベルはいまだに多く古酒が出回っています。当たると今のボトルにはない楽しみを味わうことが出来ると思います。